英文法の推薦図書

英文法を一通り勉強し終えれば初級者の卒業だろう。そうなると一歩進んだ英文法の勉強方法が必要になる。ただし、それは必要に応じてということになる。次に何を目指すかという目標次第である。 総合的・体系的な復習をするのではあれば、『ロイヤル英文法 問題集』は安心だ。権威ある文法の辞書の問題集であるとともに、冊子が薄くて終わらせやすい。無味乾燥だか、基礎力の確認がしやすい。 大学入試を目指すのであれば、頻出項目に的を絞った問題集を選んだ方が良い。『入試英文法マニュアル』は、問題に対する補足説明が詳細に書かれており、読破すれば入試英文法の辞書的な役割を果たす。また、センター試験や中堅大学入試であれば、『Power Satge』でも十分対応できる。さらに、『英語頻出問題演習』を使えば難関大学に合格出来る力が着く。入試はこの3冊をやり切れば問題ない。 ただし、英検1級合格の上級者を目指すなら、異なった視点が有効である。それは、英文法をネィティヴと同じように感覚的に理解する『一億人の英文法』だ。機械的に暗記していたそれぞれの英文法がまるで一本の糸で繋がっていくようである。英語を英語のまま感覚的に使うとことで、英語の本質と正確なニュアンスが理解出来る。 それぞれの英文法を体系的に理解する。次に目標に応じて要点を掴む。そして、最終的には、英文法を超えて、英語を心象[イメージ〕で理解する。これによって革新的な飛躍を遂げることが出来ると考えている。 ※参考文献 『ロイヤル英文法 問題集』(旺文社)、(2000)、須貝猛敏 『入試英文法マニュアル』(南雲堂)、(2002)、佐藤修司 『Power Stag

グローバル社会の論点整理 2016

グローバル社会の論点整理 科学技術・情報技術の革新において激動する世界、それがグローバル社会である。人・物・金・情報が瞬時に世界を駆け回る人類の進歩であるが、近年はその否定的な側面が議論さることも多い。根底にるのが「格差社会」という問題である。グローバル化という止められない潮流の中で、地域・労働・医療と格差は深刻に広がっているのである。 日本は第二次産業革命の総中流から第三次産業革命の二極化の時代に入った。若者が地域を離れ、個人主義が浸透して共同体の喪失が現れた。人材や年齢に偏りが出るなど、多くの点で地方と都市に「格差」が生じた。しかし、限界集落では共同体が崩壊するわけでもなく、一方で都市は孤独死やインフラの部分崩壊など本当に脆弱性があるのはどちらか不明瞭な時代でもある。 マイケル・サンデルは第三次革命の市場的価値、至上主義社会の「限界」を示し、スイスの放射性廃棄物質貯蔵施設を無償で提供した寒村に正義・自由・道徳の価値判断の重要性を説いている。一方、フランスの経済学者ピケティは格差社会を世界規模のデータで考察している。彼は各国のトップ0.1%の所得シェアの各国の比較をし、その上位が占める割合は増大傾向にあることを突き止めたのである。 これからの動きを捉えるのに、約40年前の出版ではあるがトインビー予言は示唆に富んでいる。それは、西洋文明は世界文明に変質し、西洋はその優位性を失って非西洋の内的多様性が広がっていくというものである。冷戦後のナショナリズムと情報技術が錯綜するによる新たな局面を予想したのだ。日本でもSNSを使い若者が憲法改正や日米安全保障で大きな声を上げたのはその一例

電王戦が終わる意味

将棋の電王戦が終了した。棋戦としてもわずか2年である。名人が二連敗したことで、コンピュータは人知を超えたことを証明した。この敗戦は歴史的な出来事だったと言えるのだ。 まだコンピュータと対戦していないトップクラスの実力者が数名残っているとはいえ、最も格式の高いタイトルホルダーが破れたことは衝撃だ。実際、佐藤名人は予め貸し出されたソフトにほとんど勝てなかったという。叡智を超えた棋戦の役割は終了したという連盟の説明にも納得がいく。 将棋連盟も短期間にここまでAIが進化するとは思わなかったのだろう。むしろ最近ではコンピュータによる形勢判断や事前研究によって戦術や趣向が変わっている。先日、藤井四段がデビュー後に無敗の28連勝で歴代最高に並んだが、その棋風もコンピュータの影響が大きいと言われている。 それでも、短距離走が車に勝てないからと言ってオリンピックから姿を消さないのは、将棋も同じだろう。将棋は必ず先手が勝つといったような真理を追究するより、不完全な人間同士が対戦することが面白いである。 ※参考文献 産経新聞、(20171・6・22)、「藤井四段28連勝 定跡なき「AI戦術」 将棋ソフトで研究、序盤力磨く」

英語教育は「加点法」だ!

新しい大学入試の形を目指して、英語教育の改革が始まっている。従来の文法・読むに特化したペーパー試験から、話す・書くを含めた技能重視の試験に移行していくことになる。しかし、過渡期である現在は理想と現実が乖離している言わざるを得ない。 結局、定期考査では文法・読解を測るペーパーが作成され、当然ながら評定も定期考査最も重要となる。だから、自分を自由に表現する能力などよりも、正確に解答を書ける能力など長けているほうが学校社会では有利な立場になる。 そのようなシステムになっている理由はいくつかあるが、最大の問題点は多くの生徒を短時間かつ公平に評価するにはペーパーが楽だからである。1人の教員に対して扱う生徒の数が多いのだ。これは教室だけではなく、大学入試の抱える根本的な問題なのである。 新大学入試では、録音式の会話テストを導入するらしい。入試が変われば指導も変わっていくだろう。しかし、今の日本には教員数、お金、そして指導と評価の連続性など、あらゆる改革が必要なのだ。いつかは学校の英語教育の風土が、「減点法」から、「加点法」になるのだろう。

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