英語を感覚で理解する 〜『一億人の英文法』〜

英文法は、多くの場合、機会的に暗記することが多いだろう。しかし、大西泰斗著『一億人の英文法』は、そうした膨大な知識をうまく結びつけさせてくれるとともに、英語を感覚的に処理していくことを可能にさせてくれる。 例えば、動詞の「過去形」の本質である。「過去形」の持つ本来の意味は「距離感」である。 It started raining. (過去という現在に対して時間軸上の距離) How many nights did you wish to stay, sir? (厚かましさから心理的な距離) I wish I had a girlfriend. (現実から乖離した、思考的な距離) 過去形、丁寧表現、仮定法など、ばらばらだった文法事項がたった1本の糸で結びつくのである! もちろん図説を用いた部分的な知識の定着であれば類似の本はあるだろう。しかし、この本の革新的な部分は、総括的に単語や文法を分析し、英語のシステムと「意識」で解説しているところである。「基本文系」「修飾方向」「配置転換」「時表現」の4つから編成し、従来の文法書にない視点から実用英語を勉強することで、英語という言語への本当の理解を促してくれる。ネイティヴスピーカーの「意識」がそこにある。 英語学習は、体(脳と口)が自動的に反射するまで鍛えなければならない。最終目標は、日本語を介さずに、感覚的に「左から右、上から下へ語順のまま使用する」ことだあり、感覚的なアプローチが絶対的に有効なのである。機会的暗記から感覚的理解へ繋げていくことで、4技能の飛躍的な向上が望めるのである。 ※参考文献 『一億人の英文法』(東進ブックス)、(20

将棋の魅力

将棋は亡き祖父から教わった。プロが使用する大きさの半分ほどの厚さの将棋盤があった。真偽は分からないが、大工であった祖父の手作りだと思っていた。どうやって駒の動かしたかを教えてもらったのかも覚えていない。」でも、気付けばかなり夢中になっていた。日曜日の朝の将棋講座を見ながら、谷川浩二の「光速の寄せ」将棋に憧れた。 将棋は、初期配置こそ決まっているものの、そこからどのような攻撃体制、守備陣を築くかは自由に選択できる。一気に攻めて行くか、ゆっくり守りながら攻略して行くか。相手の駒の動きを見ながら合理的で慎重に、時には激しく勝負手を放つ。攻め過ぎれば脆くなり、守ってばかりでは相手を捕まえられない。このバランスを保つのが将棋の醍醐味で、プロの美しい将棋を見る楽しさでもある。 日本将棋連盟は学校教育等の普及に力を入れている。自分の読みを入れるときに、相手の動きを予想しながら何通りもの可能性を探っていく。負けた時は潔く負けを認める。派手な所作を用いず、常に相手の立場を考えて行動するのは将棋持つ伝統的精神だ。 30年近くも前に弟と指した棋譜が出て来た。その時代の流行や思考の過程がそのまま残されてる。将棋は、頭脳の格闘技と言われる。スポーツと比べて年齢が上がっても極端に力が落ちないことも魅力である。 ※参考文献 日本将棋連盟公式HP

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