『The Little Prince』 〜Anything essential is invisible to the eyes〜 (Revised Ver.)

『The Little Prince』は、著者はフランス人のサン=テグジュベリ。原典はフランス語だが1943年にアメリカで出版された。日本では、観光名所として星の王子様ミュージアムなどもある。児童文学の世界的作品だ。子どものときには誰もが持っていた純粋で、ノスタルジーの心を思い出せてくれる。 作品は、冒頭の”boa constrictor”から王子様の旅立ちまで子ども純粋な視座で一貫している。特に、王子が地球に向かう前に出会った6人の大人も子供目線からみた大人の不思議な実態を軽妙だ。大人が不必要なほどに抱える、体裁・利己主義・矛盾・形式化・従順・理論偏重を描き出しながら、子ども目線からの純粋な視点で批判は、私たちへの「気づきのヒント」に近い。さらに、最後は、星の王子様が「星に帰る」のだが、生死はその明らかにされていない。しかし、本当に作者が伝えたかったことは、大人がそうしたことに執着してしまうことへの巧妙な異論だ。 私が読んだのは英語版で原語ではないのだが、翻訳者の英語の美しさにも大きく魅了された。そうしたコンテクストにおける数々の名言の中でも、やはり珠玉の名言はこれである。”One sees clearly only with the heart. Anything essential is invisible to the eyes.”(心の目で見るんだよ。本当に大切なものは目に見えないんだ。/裏C訳)ここまでのストーリーラインから突出することなく、しかし、読むものの心に永遠に刻み付ける力強いメッセージ性を与えている。 『星の王子様』は、ここで紹介されている以上に、様々な解

オーストラリア留学という「旅」

「人生は旅だ」などと洒落たことを言ってみれば格好は良い。そいうった意味では、早稲田大学の大学院で勉強したことも大きな「旅」であったとも言える。即時的な利益を実感することはなかったが、長い目で見ると少しずつ「旅」の意味が見えてくることがある。 オーストラリアにおよそ1年間留学したことは、私の人生の大きな「旅路」であった。今まで勉強してきた英語で世界を渡ってみたい。それでこそ今後の教師としての大きな自身になると思ったからだ。実際、帰国して学んだことを一言でまとめると、「失ったものは目に見えるが、得たものは目に見えない」、そこから『The Litttle Prince』(邦題『星の王子さま』)の”Anything essential is invisible to the eyes.”が我が人生の言葉の1つになっている。 見知らぬ異国の地で周囲に助けられたこと、自分の内面に問いかけることが多かった日々、宗教的や文化的背景の違いによる他者尊重の難しさ、自分の力でなんとでもなること、など大きな人生の糧となった経験が多い。 当時は夢を達成したことの喜びで周囲がキラキラ輝いて見えた。それは、何年か経って景観が変わっても同じだろう。そこは、私の特別な場所だったのだから。 (キングスパークから見た夕暮れ時のパース。悠久な自然と調和していて、世界で最も美しい街と称されている。) (パースの中心街。ディスニーランドのようなショッピングモールである。スーパー、銀行から映画館、日本食レストランまでなんでも揃う。) (ウエーブロック。文字通り「波」のような一枚岩。オーストラリアの壮大な自然に圧倒される。留

四つ葉のクローバー、大きくなったよ!

早稲田大学の大隈庭園は、早稲田大学の創立者である大隈重信が住んだところであった。大隈はそこに住み始めてから園芸に興味を持ち、深い知識と確かな技術を持ったという。もともと多趣味であったが、やはり歴史に名を超1流は違う。晩年には多くの品種改良まで行った。大隈庭園の植物は第二次世界大戦でその多くのを失ってしまったが、その精神は多くの学生や交友に引き継がれているようだ。 実際、植物を仕事としている人は、植物への愛情がその人の人生観となって現れているように感じる。例えば、樹木医やブリザード作家は、クライエントの希望や条件によって植物のもっとも輝く形を見つけていく。植物を通した確固たる人生観の構築と他者の幸福を願う姿は美しいの一言に尽きるだろう。確かに植物は感動を運ぶ。 教え子から「四つ葉のクローバーセット」をもらった。直接手渡しでもらったのではない。彼女は都合で転学していったのだが、年度末にロッカーの引き渡しをするので清掃をしていたところ、その中にプレゼントと一緒に置いてあったのだ。「にくいことをするなぁ!」君にとってはちょっとしたゲーム感覚だったのかな。ずっと嬉しくてタ種を蒔けなかったよ。今年4月にやっと植えてみたよ。家族に手伝ってもらって、こんなに大きくなりまhした。君も自分の人生を精一杯頑張ってるのかな! ありがとう。 ※参考文献 早稲田大学校友会、(2016.6)、『早稲田学報』「植物の世界」

現場から変える!英語教育と日本

文部科学省が進める大学入試改革によって、センター試験の廃止にと、その代替案に関する議論が活発になされている。その背景には、激動する国際競争社会とそれに伴う私たちの生き方や価値観の変化が大きく、特にその背景には、”VUCA” WORLD(volatility, uncertainty, complexity, ambiguity)と、2045年と予想される機械が人間を超える「シンギュラリティー」(第4次産業革命)が関係しているように思える。 将来を担う子どもの育成に関して、概念や方法論等が変化してきている。例えば、「学寮の三要素」では、(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力、(3)主体性・多様性・協働性、学びに向かう力、人間性など、の3つであると提示されている。つまり、こうした背景や理論が高大接続の現場でどのように融合させていくかが大きな課題である。ただし、1つ言えることは、今の英語教育は単純化すれば2技能[読む・聴く]しか測定されていない。英語力を測る試験としての妥当性は低い。4技能を測定する試験に変更すべきだ。 そこでポイントとなるのは、安河内哲也氏の言うように、共通テストの得点を受け取る、および推薦や個別学力試験を行う大学側の意識改革だ。つまり、試験作成者がいつまでも英語和訳問題や文法問題ばかり出題していては、状況が変わりにくい。これは高校側でも同じであって、学習指導要領と現場の指導に乖離がある限り、必ず歪みが生じるのである。現場から大きく変えていけるのだ。 安河内氏の講演会の最後のあいさつは、非常に感動的であった。 「これからの日本を良くするのは、政治家でも官僚で

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