地球外生命体はいるか?

「宇宙人」の存在は昔からテレビ番組などで大いに騒がれてきた。SF映画でも、時には人類の新しい仲間として、時には人類を滅ぼす脅威として描かれてきた。いしかし、「地球外生命体」となれば話は別かもしれない。一定の条件が揃うと生命が誕生している可能性が高いからだ。しかもそれが太陽系にいるならば、関係者の期待も膨らむばかりである。 生物は人間には過酷すぎる環境でも生きている。太陽の光がある届かない海底の熱水噴出孔付近である。つまり、同じような環境が見つかればそこに地球外生命体が存在しているかもしれないのだ。その候補が木星の衛星エウロパである。プルームと呼ばれる間欠的な熱湯の噴水らしきものが確認されたのだ。エウロパを覆っている何千メートルの氷の層の下から割れ目を通って熱噴出が起こっていると推測されるという。 一方で、地球上では新しいアプローチが試されている。東京大学でエウロパと同じ環境を人工的に作り出し、生物が誕生するかを再現する実験である。遠すぎて直接確かめられないなら同じ条件を作り出すという発想の転換に驚いた。それがどのくらいの時間が掛かるのかは素人には分からないが、可能性がある限り夢は膨らむ気がする。 宇宙は私たちの想像を絶する世界だ。気が遠くなるような空間が広がっている。だから、地球と似たような環境、または生命が誕生する条件がある星がない方が不思議な気がする。私は「地球外生命体」がいる方に賭ける。それは「宇宙人」ではないかもしれないけれど。 ※参考文献 中島林彦・関根康人、(2017)、『日経サイエンス 2017 02』「見えた! 木星エウロパの活動」

実利を超えた「実利」へ

大学を卒業してすぐにオーストラリアに留学した。TAFEという教育機関で大学と専門学校の中間的な高等教育機関であると言われている。ADSLが導入されてインターネットに常時接続可能になった時代だ。だから、今となってはその当時の「最新」知識は「最古」である。しかし、だからといって情報技術に完全に疎いわけではない(と思う)。むしろ情報技術に長けてる人はある未知のアプリケーションに対しても簡単に操作できることは体験的に知っている。 日本の教育では、これからプログラミング授業が本格的に導入される。アメリカでも同じようにプログラミング教育を活性化させる理論研究や支援策が行われている。ただ、現実には家庭の経済的格差などから享受される知識や技術の質や量も異なる。こういった状況では、経済界における即戦力育成といった実利ばかり目を向けると、コンピューターサイエンスの意義や概論などを身につけることが難しくなっている。そこで登場したのがコンピューターサイエンスを通してすべての子どもに計算論的な思考力を育成しようという考え方である。プログラミング学習を通して、論理的な問題解決による思考方法を学び、社会でのシステム構築と行動真理を学ぶということである。 プログラミング学習は部分的なコードを作成し、最終的に全体が統語されて1つのロジックが作成される。つまり、何度かのデコードを繰り返して部分的なコードを作成し、つなぎ合わせて1つの指令が出来上がる。つまり、問題解決的な分析能力と協力作業方法が永続的に活用できる知識と技能等を習得することに繋がる。こうした「計算論的思考方法」の学習理論は、J.M.ウイングが詠唱した

「目に見えない」恐怖

宛先不明の手紙があちこちの家に届く。開封すると中から出てきたのはドッグフードのようなもの。手紙を開けた人はその後すぐに体調がおかしくなる。高熱だからインフルエンザだろうか。しかし、数日後には息切れがし唇が青くなり、間も無く心臓が止まる。これはアメリカ炭疽菌事件から参考にした仮の話である。炭疽菌という言葉が世界中で有名になったのはこの事件だろう。 炭疽菌の芽胞が体内に入ると適切な処置をしなければものの数日で死亡してしまう。炭疽菌による最初の被害者は1979年に遡る。ロシアのある工場で機密に培養されたものが煙突から数時間放出されてしまった。最終的にプーチン政権はこの生物兵器の計画を認めたが、今でも衛生画像による施設の建設などの理由で密かに製造されている疑念が強い。実は、ロシアの炭疽菌とアメリカ炭疽菌事件のそれはDNAが一致していることを踏まえると、ロシアはさらなる脅威を持っている可能性がある。 毎年乾燥する冬になるとインフルエンザが流行する。誰しも罹患したいはないが、目に見ないからこそうがいやマスクなどで防ぐしかない。しかし、分かっているからこそワクチンも抗生物質も準備されている。しかし、もし未知のウイルスや菌などが生物兵器として使用されれば、どのように感染から身を守れば良いのかわからない。事前対策なしにはアウトブレイクになりやすいから、早急に対応するのが難しく、広がりも早い可能性があるだろう。 アメリカはロシアの生物兵器の動きを知っていながら具体的な言動を見送っている。水面下で軍事的駆け引きが行われている可能性は高く、いつ民間人が被害を被るか分からない。どの国がどのような生物兵器

『最新 教育学キーワード』 〜教育系大学院の推薦図書〜

教育系の大学院入試を考えたときに勧められたのが『最新 教育学キーワード(第13版)』である。教育学の概要を幅広く学術的に学習することが出来た。大学院入試での小論文や口述試験等の基礎として最適の1冊である。 内容は147の教育キーワードを、⑴学校、⑵学びの空間、⑶教師、⑷家族と子供、⑸社会と教育、の5つに分類して解説している。見開き2ページで構成されており、教育課程編成論から教育社会学まで著名な学者・有識者が解説している。文末には、references(参考文献)として推薦図書も載せてあるので、研究分野や興味・関心に応じてさらに学習することもできる。 この図書はその汎用性の高さから大学院入学後にも非常に便利であった。辞書的に検索をしたり、テーマを横断的に整理できたからだ。また、著者の講義を受ける際に「予習」としても活用できた。もちろん教員採用試験対策にも十分に活用できた。教育学を学ぶものには必須の参考書と言えるだろう。 (2020年6月25日、一部t訂正) ※参考文献 江川玟成・高橋勝・葉養正明・望月重信編著、(2009)、『最新 教育学キーワード(第13版)』(時事通信社)

マクロとミクロから宇宙を解明する

理論物理学の数式は素人には暗号にしか見えない。ただ、この世界を、次元・空間・重力や速度といった要素を加えながら数式で記述してしまうのだから驚きである。その中でもブラックホールとワームホールを「量子もつれ」からその本質を解き明かそうとする試みは非常に興味深い。 アインシュタインの一般相対性理論は重力場の理論である。ネットにボールを乗せると時空がゆがむイラストは有名だろう。また、この理論は、時空での遠く離れた両者に違いを結びつける近道があることを示した。それがワームホールと呼ばれるものだ。アインシュタインが一般相対背理論を発表した1年後、シュワルツシルトがその単純解(シュワルツシルト解)を導きブラックホールの存在を明らかにした。 さて、今度はミクロの世界である量子論だ。「量子もつれ」(エンタングルメント)とは、ある影響を受けた物体が距離を隔てたもう一つの物体に影響を与えるものである。例えば、ある物体を赤にすると、まるで遠隔操作をしたかのように別の物体も赤になるという。 さて科学者は、この2つの理論がブラックホールの本質を解き明かすかもしれないと述べている。まず、ホーキングはブラックホールに温度があることが示した。温度は微細な要素運動から生じるので、ブラックホールには微視的状態があると考える。これをブラックホールの外見からは量子物理的な構成物質と考えれば、量子もつれ理論を適用できる。すなわち、はるかかなたの時空に相対的なブラックホールが存在するのだ。また、ワームホールも時空の現象であるから同様にワームホールを持っている。結論として、ブラックホールを通して量子もつれとワームホールは、実

リーディングの推薦教材

中級者の音読を中心にした勉強法は、多読ではなく精読となる。したがって、どの教材を使うかは非常に重要になる。(上級者は多読でも良い。)長文を通して語彙・文法、そして必要に応じ問題の解法を身につける。 一般的な長文の力を養うのであれば、『実用技能検定(英検)の過去問』の問題が一番良い。5級から1級まで7段階に別れているので、自分のレベルに合わせて取り組める。英検おサイトにいけば最新お3回分の問題と解答がダウンロードできる。ちなみに、2級が高校卒業程度(またはセンター試験)で準1級が最上位難関大学(教員採用試験)だ。何より英検の問題は非常に質が高い。選び抜かれた英文に巧みな問題が設定されている。トピックも日常的または一般教養の範疇に収まるものが多く、複雑な構文や特定の専門知識が不要である。確実に内容が理解できたかどうかを確認することで実力の伸びを実感でき、資格の取得に結びつけられる。もちろん英検で高得点を取るテクニックはあるので、気になる方はこのサイトを参考にして欲しい。 特定の目標がある場合は扱う教材は変わるだろう。センター試験や国公立、英検等ではそれぞれ求められるスキルが多少異なる。従って、すぐに「過去問」を解くのが近道である。なぜなら、そのレベルの語彙・構文や設問になれることができるからだ。 問題集でお勧めなのが『魔法の長文解法』(学研)である。やや古いので昔の受験参考書ではあるが、線部和訳や要約問題等の汎用性の高いテクニックを紹介している。興味があれば、私が開発した「PINPOINT解法」は相当の汎用性がある。これも随時更新しているので参考にして欲しい。 長文読解は”量より質

ラーメン食べ歩き紀行 (10) 賀丸屋

賀丸屋 飲み干せるニンニク入りスープ!」 初めて訪れたのは母校の学園祭に行った帰りだった。お腹が好きすぎて夢中で食べたのだが、果たして空腹からなのか、それとも本当に美味し良いのか。あらためて食べにって気づいたことは、やっぱりうまい! 東京豚骨ラーメンのスープには他店よりも多めにニンニクが入っている。その証拠に着丼の際にはお皿にブレスケアが置いてあるのだ。しかも、無料でおろしにんにくを注文できる。ニンニク好きには嬉しいサービスだ。卓上ニンニクがないのはそのためだ。(個人的には、ニンニク絞り機が好きだ。)ニンニクの量に関わらずここまでしっくりマッチするのはあまりない。今回もスープを全部飲み干してしまった。 チャーシューもまたじっくり作られてい、非常にうまい。ライスもぴったりなのだが、ここは半ライス60円と非常にお手頃。ちょっとだけライスが欲しいんだよなと思うことがあるので、痒いところに手が届くサービスだ。 おもしろいのは、店の外には丸テーブルが置いてある。どうやら外でも食べられるらしい。店内をもう少し整頓してくれると気持ちが良いが、それにしてもラーメン屋は総じて女性店員がいると雰囲気が変わるのは不思議だ。生後数ヶ月の赤ちゃんと入ったのだが、「食事中だっこしていましょうか?」と言われた。いやいや、こんな小さい子を連れて行った私たちが悪いのに、そこまで気を使ってもらえるなんて。ありがとうございました!

新しい「代」を創る

地球の誕生から現在までの時間は約46億年と気が遠くなるような長さである。これを地質年代最長ので「代」という単位で区切りを付ける。例えば、灼熱地獄だった「冥王代」から生命誕生の「始生代」である。さて、人類はこのまま存続できるか。ときに科学者は真剣に議論をする。 惑星科学研究所のD.グリーンスプーンは、人口増加や地球温暖化を直近の課題とし、長期的に太陽の崩壊でさえも「賢い生命」はきっと乗り越えるだろうと述べている。一方、世界的な有名な理論物理学者S.ホーキングは進化したAIによる殲滅を警告している。過去には隕石衝突や氷河期といった数度の大量絶滅のあった説が有力であるようだが、自然ではなく人間という単一の生物が命運を握るには初めてかもしれない。 D.グリーンスプーンは「私たちの祖先が生き延びた秘訣はおそらく、言語を用いて新たな社会的協力を発達させたこと」と科学の根源をうまく表している。人間と動物の最大の違いはここである。私たちの言語は他の生物にくらべはるかに洗練されたものであり、かつ文字は知識の伝承として文明の礎となっている。そして今、コンピュータ言語の時代がやってきている。 近い将来人類が滅亡の可能性はともかく、「言語」が今後の鍵を握ることになりそうだ。「言語」で新しい「代」を築くには、目先の物事に感情的にならず、地球規模の視野で将来を創造して生きたい。 ※参考文献 D.グリーンスプーン、(2017)、『日経サイエンス 2017 07』「『知生代』を宇宙にひらく」

謹賀新年 2018

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 戌年ということで犬にまつわることわざである。日本の「犬も歩けば棒に当たる」は、犬がいろいろな場所をうろうろすることで、結果的にでしゃばって痛い目にあうというという意味である。しかし、このことわざにはもう一つの意味があって、何かをしなければ何も得られないという意味もある。万国共通なのだろうか。これは英語のことわざ、”The dog that trots about finds bone”.(歩き回る犬は骨を見つける)に近い。 今年は戌年。年が明けて心機一転、何かに取り組もうと思う人も多いのではないだろうか。「成功」の反対は「失敗」ではなく、「何もしないこと」だという話を一度は聞いたことがあると思う。 このサイトを見てくれことで夢や希望が芽生え、それらに向かって勇気を持って飛び立ってもらえれば、私も「歩き回る」甲斐があるものだ。いろいろな人の愛や支えに感謝しながら、まずは小さなことからワンステップかな! (2018年12月31日 一部訂正)

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