スピーキングの推薦教材

留学をすればスピーキングの力が上がるというのは幻想に過ぎない。例えば、せっかく留学しても日本人と連んで日本語ばかり話していては意味がない。私はオーストリアに留学したときは、日本語で話しかけられても分からないふりをした。留学の意義は英語で話さなければ生きていけない環境を作ることにある。目的意識を持てば留学をすれば費用対効果は非常に高い。 スピーキングの勉強の原則は「質より量」である。だから、国内であればオンライン英会話は良い。「RareJob」は、フィリピン人を中心にしたノンネイティブの講師と1コマ25分のマンツーマン授業を受けられる。毎日25分コースなら1ヶ月5800円(2018年3月現在)で、講師、教材やサービスなど十分なクオリティーがある。英語1級合格まではこれで十分だ。ちなみに、上級者であればネイティヴスピーカーからより正確な発音や表現を学んだ方が良いだろう。「DMM英会話」は、マンツーマンのネイティヴレッスンが毎日25分で15800円(2018年3月現在)だから格安である。 書籍では、『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』(ベレ出版)が便利だ。論理的なスピーチを述べるときに役に立つ。また、英検1級の二次試験に限って言えば、富士通訳ガイドアカデミーやCEL英語ソリューション、英検1級道場といった英会話学校を活用して場慣れすることも大切だ。 とにかく話すのに慣れることだ。口が自然と動くように、英語の反射神経[reflection]を高めて、自動化[automatization]を目指す環境を整えたい。 ※参考文献 「RareJob」(http://www.rare

スピーキング勉強法(概論)

スピーキングは、ライティングと同じ発信型[Output]であるから「質より量」を重視する点は変わらない。特に、即興の要素が強いため、自然と口が動くように訓練する必要がある。 訓練をするときの原則はライティングと同様である。 (1) 思考を単純化[simplification]させる (2) 英語の表現やコロケーション等で矯正を行う (3) 第二言語使用を意識する[完全を求めない]。 試験での技術的な点もライティングと同じである。すなわち、与えられる条件や時間などによってロジックの「型」を準備しておき、あとは自分の意見や根拠等を入れるだけにしておくことである。ただし、英検1級の2次試験は即答が難しい社会問題も含まれる。①政治、②経済、③教育、④医学、⑤科学、⑥環境、⑦文化、⑧家族・高齢化、⑨メディア、の9つの分野でまとめていきたい。Archivesでは英検1級2次試験の模範解答例(型)を示しているので参考にして欲しい。 英語圏に留学をすれば必ず英語が話せるようになるというのは幻想だ。英語を話さなければ生きて生きない状況に追い込まれることが留学の意義である。私は、日本人に話しかけられても日本語が分からないふりをしたものだ確かに留学をすると英語を使う機会が圧倒的に増えるので、特にスピーキングに力が飛躍的に伸ばすことが出来た。 日本にても環境さえちょっとの費用で簡単に整えられる。オンライン英会話だ。中級者はRareJobなDMM英会話などで非ネイティブ講師なら月々5千円程度で毎日1コマ25分の授業を受けられる。上級者になればネィティブに教わるのも良いだろう。継続することで、自然な英語へ

住居と思い出

実の弟が小さな針で私の指を刺す。ものすごく痛い。あまりの痛さに目が覚めた。すると指先には同居していたネズミがいた。「ネズミに指を噛まれたのですが、どう処置したら良いですか?」夜中だったが心配で医療機関に電話したこと思い出す。 その数年前、私はオーストラリアのパースに住んでいた。始めは右も左も分からないのでホームステイにした。そこでは一番奥の部屋を使わせてもらったが、トイレもシャワー室も鍵が掛からないことに少し戸惑った。少し慣れてきてからは、金銭的な理由から仲良しになった友達とシェアハウスに住んだ。その友達と引越しの日にワクワクしすぎて買い物が持てなくなりタクシーを使って帰った。机を買うお金がなかったので、敷地に置いてあった長い板を机がわりにした。スワンリバー沿いのアパートは夢のお城だった。 帰国してからは、教員になり冒頭の話に戻る。私は野球部の部室に住んでいたのだ。部室寮の管理を任される代わりに、水道やガスなど無料で使えた。でも、部屋は野球部のミーティングルームだったので、20畳以上はあった。一人で住むにはあまりに広すぎた。休日は窓を開ければ野球部が練習していた。家に帰ってドアを開けると同居のネズミがお迎えしてくれたというわけである。 早稲田大学には中野に国際学生寮があり、4人一組の寮生活が出来る施設があるのを知った。異文化交流はもちろん独自の教育プログラムやスポーツジムなど充実した施設となっている。間違いなく多くの経験や価値観を共有できる思い出の生活になる場所だろう。そこで出会えた仲間も欠くことができない人生の一部だ。さすがに、ネズミはいなだろうけど…。 ※参考文献 早稲大学

ライティングの推薦教材

ライティングの勉強の肝は、「矯正」の場面を多く作る「質より量」の環境を作ることである。参考書をいくら読んでも実際に書かないと意味がない。知的なネィティヴが身近にいるれば良いのだが、そうとも限らないのが現状である。 まずお勧めしたいのは、「Lang-8」という添削サイトである。これは自分が書いた英文をでネイティブなどが添削してもらえる。ただし、自分も誰かの日本語を添削してあげることでなりたつ無料のシステムとなっている。安価な有料会員になれば、自分の記事上位に来るので添削してもらえる可能性が高くなる。運営側が大変ということで寄付の気持ちで有料会員になったこともある。また、オンライン英会話の「レアジョブ」や「DMM英会話」では、自分の書いた文章を対話しながら訂正してもらえることが出来る。 資格などの試験対策でエッセイライティングが求められる場合は、その試験内容に応じてあらかじめ論理構成を準備しておくと有効だ。そこで、自分にあった「型」を探すために、『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』を使って定型表現等を覚えておく。(『スーパーレベル ライティング』にも似た内容だが、かなり難度が高い。)また、模範解答や確実な表現をある程度暗記しておくと試験場では減点を抑えることができるので、少々お金がかかるが「IELS-blog」を利用してライティングのプロにみてもらうと良いだろう。 自分の意見や考えを文字として表現する(またはタイプする)のは頭で考える以上に難しいので訓練が必要となる。自分の経験や妥当なデータ等を示すなど、読み手を意識した文章を書くことを心掛けたい。 ※参考文献 「Lan

ライティング勉強法(概論)

ライティングとスピーキングは、リーディングとライティングの受動型[Input}に対して発信型[Output]と言われる。受動型の勉強法は「量より質」を重視するが、発信型の場合は「質より量」が重要である。以下はライティング学習のポイントを紹介となるが、これらはスピーキングにも通じるものがある。 まず、英語は第二言語であるから、母語(日本語)のレベルで英語を置き換えるの避けるべきだ。例えば、「遺憾である」は「残念だ(sorry)」のように言い換える。発信型では、この単純な表現への変換[simplification]が非常に重要となる。次に、英語特有の表現やコロケーションに慣れることである。これは1つずつ矯正と暗記を繰り返す必要がある。従って、ネイティヴに直してもらいながら自然な言い回しを少しずつ増やしていけば良い。それも莫大な数は不要で基本的なもので十分だ。最後に、完璧な英文を書こうとしない心構えだ。間違うことを恐れると上達できない。あくまで第二言語使用者として英語の大意を伝えられることを集中するべきである。 試験での技術的な点にも触れておく。テスト等でライティングが課される場合は、ロジックや形式を意識して書くことで主張を丁寧に伝えることが出来る。もちろん与えられた字数や条件によってロジックを使い分けることになるが、基本は、【導入[A](主張)】【サポート[A’](具体例)】…【結論[A](主張)】の流れにし、あらかじめ使用するセンテンス、つまり「型」を準備しておく。これは、問題に対しての自分の意見や根拠等を入れるだけでロジックが強まるとともに時間の節約にもなる。Archivesで

『常識外の一手』 〜棋士と経営の難しさ〜

将棋界が大いに盛り上がっている。藤井聡太が中学生棋士として記録的な大躍進をし、羽生善治は永世七冠・国民栄誉賞を獲得した。そうした熱気の陰で忘れ去られた逆境の棋士が前将棋連盟会長の谷川浩司である。棋士が対局中に携帯電話を不正に使用したのではないかという疑惑に対する連盟対応の責任を取る課題で辞任をした。 本書のエッセンスは、「常識を十分にわきまえた上で、あえて『常識を外れる』ということ」である。その中で連盟を経営する立場での意気込みや苦悩が十分に読み取れる。例えば、著者は「光速の寄せ」の異名で数々のタイトル戦に登場したが、経営側に立つと番勝負は長引くほど収入や注目が上がるという本音まで語っている。コンピュータソフトとの対戦実現に向けて奔走する姿にも、トップとして「常識外の一手」を放ちたい気負いを感じた。 将棋連盟は、社団法人であるためには独特の組織体制がある。それは営利団体ではないために、棋士は連盟を介して対局料や指導料などをもらっているということだ。つまり、棋士は個人経営に近いものがある。財政的にも伝統的にも経営の専門職員を雇うことが出来ず、結果的に連盟会長は棋士と経営者を兼ねなければいけないという。しかし、本当の理由は、著者の言う「伝統的」な経営手法ではないかと思う。それに棋士と経営者を同時にこなすのは不可能に近い。本書の内容を鵜呑みにすれば棋士として「適度な成績」を取らなければ成り立たないことになる。ファンが見たいのは人生を賭けた「本気の勝負」である。 冒頭の不正疑惑では棋士のみによる危機管理の限界が話題に上ったこともある。連盟には棋士会と呼ばれる棋士で構成されている組織もあ

羽生善治、永世七冠・国民栄誉賞獲得!

2017年12月5日、16時23分に渡辺明竜王が投了した瞬間に将棋界にとてつもない金字塔が立てられた。羽生善治新竜王が永世七冠を達成したのだ。さらに、この実績が評価されて、翌年2018年2月13日には国民栄誉賞を受賞した。将棋界の歴史的快挙である。 原則、将棋の棋士になれるのは三段リーグを勝ち抜いた4人だけである。プロは同世代でトップを争う天才を相手に勝ち続けないといけない。タイトルを獲得するということは驚異的な頭脳が必要だ。まして、永世称号は一定数のタイトル獲得及び防衛を果たさなければ名乗れない。将棋の歴史の中で永世称号を1つでも獲得したのはたった10人しかいないのだ。それを7大タイトルすべてで達成してしまったのである。 将棋は互いに駒を動かすが、ある局面での一手でその後の数手が必然になることがある。これは「直線的」と呼ばれる。それに対して羽生将棋は、プロでさえも予期しない「曲線的」な指し回しが特徴だ。雑誌「将棋世界」(3月号)でも分析されているように、短時間の対局での瞬発力が最大の武器である。棋譜を眺めていると、この「羽生マジック」は、勝つためだけの戦術的な手段であるとともに将棋の真理を追求していこうとする謙虚か姿勢から生まれてくるのではないかと感じる。「新しい将棋に対して自分なりの発見をして、理解を深めたい」(同誌2月号)という言葉が印象的である。 将棋にスピードという新しい概念を作り出した谷川浩司十七世名人(引退後襲名)でさえ、「永世称号は一つだけでも大変なのに、七つ全てとは信じられません。」と述べている。さらに、日曜日の将棋トーナメントは一般棋戦であるが、そこでは10

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