英語4技能育成の裏にある大切なもの

新指導要領の実施に向けて、大学入試改革や移行期間における先行実施や移行措置等が行われている。特に「使える英語」を目指そうと、多くのメディアや研修等で英語4技能のバランスのとれた育成に取り組んでいる。しかし、そのために大切な事柄が置き去りになってしまわないかと危惧している問題もある。それは、言語を通して学ぶ文化や他者尊重等の視点である。 文部科学省初等中等教育局の直山木綿子によると、「小学校の外国語活動で使用するテキスト『Hi, friends!』の4年生の絵本には、『平和』というテーマが隠されている」という。「母語と外国語を使ってさまざまな人たちと折り合いをつけて、争いのない世界を作って欲しい」という願いは、まさにその通りではないかと思う。ここに外国語(英語)を学ぶことで見えてくる教養の帰結点が見えるのである。 現在も多くの高等学校では、リーディング用のテキストを用いて授業を行い、文法や内容確認を中心に定期考査が作られている。生徒の関心の多くは定期考査や大学入試等でのペーパー試験で点数を取ることである。本来なら、教科書で出てくるテーマをもとに4技能の授業が行われるべきで、例えば、ー現況では理想論かもしれないがー単元指導計画の中で読んだ文章に関する探究的なプレゼンテーションやディベートを通して、主題に関連する教養を教える機会を設定したい。「教科書を学ぶ」のではなく、「教科書を使う」授業で国際人としての世界平和の創造を目指したいものである。 毎月送られてくる雑誌『英語情報』2017年度秋号には、国際応用言語学会(AILA)の名誉会員称号授与者の小池生夫氏の特集が組まれていた。長年、

それはないぜ、韓国さん

私は、どちらかというと左寄りの人間だと思う。英語という言語を使って国際交流を促すこともあるし、担任として人権教育を扱うこともあるからだ。自他尊重が平和な世界を創造とすると考えるのは、教師としての職業倫理なのかもしれない。しかし、それでもここでは言いたい。「それはないぜ、韓国さん。」 読売新聞によると、韓国は、元慰安婦への支援事業を行ってきた「和解・癒やし財団」の解散する方針を固めたという。これは、「最終的かつ不可逆的な解決」という2015年の日韓合意の骨抜きである。文大統領が、支持基盤の市民団体に迎合していることは明らかだ。安倍首相が、「国際約束が守られないのであれば、国と国との関係が成り立たなくなってしまう。韓国には国際社会の一員として責任ある対応を望みたい」と述べたのは当然のことである。 そもそも「慰安婦」の存在する確固たる史実もないまま日韓合意がなされていないか。戦時中の混乱の中で事実が捻じ曲げられている可能性は十分にあるからだ。だから、韓国は「被害者」の立場を利用して「最終的・不可逆的」の合意を反故しようとしているように見えるのだ。大使館の慰安婦像もしかりだ。市民団体が勝手にやっているだけで政府とは無関係であるという論理はおかしい。 国境がある限り、貿易や安全保障といった国同士の駆け引きが行われるのは仕方のないことだ。しかし、お互いが建設的な理念と他国尊重の精神がないのであれば、いつまでも関係はこじれたままだ。私たちは、憎しみの関係から肯定的な結果を生み出されないことを経験から知っているではないか。いつまでも貶め合い、足を引っ張るような過去思考の関係はすぐにでも破棄する

ピアノ演奏会のお知らせ

元GHF(現GHF'03)のメンバーがピアノ演奏会を開催します! 興味のある方はぜひ行きましょう♪ 演奏、頑張ってくださいね! ピアノ演奏会『ピアノの響き』 時間:2018年12月14日(金)19:00開演 場所:パレット市民劇場 主催:那覇市文化協会 ピアノ部会 共催:那覇市

ラーメン食べ歩き紀行 (11) 二代目武闘家

二代目武闘家 「強烈な個性です!」 3年前に一度訪れたことがあるのだが、あの独特の濃いスープを味わいたく、再訪問することにした。場所は、中野駅の南口から3分と非常に近い。新宿から20分あればついてしまう距離だ。近くには自転車置き場もあるので便利である。 さて、早速中に入るとカウンター席の後ろに5~6名が立って並んでいる。ただし、ここは店員の作業が素早いので回転率が早いので、食べているときもプレッシャーは感じない。待っている間は、なぜか壁に貼ってある大量の名刺を見てしまう。 着席技もカウンター越しの店員のラーメンを作っている姿を見ているとテンションが上がる。「せいやぁぁぁ~」といった元気な掛け声と、気合いを入れて本気で釜を回している姿を見ていると、心からラーメン作りを楽しんでいるように見えるのだ。 さて、ラーメンであるが、とにかくスープが濃いのが特徴だ。家系の中でもその濃さはトップレベルだと思う。まるで「スープの粉を飲んでいる」ような錯覚さえ覚えてしまう。(もちろん実際はそんなにドロドロしているわけではない。)麺がスープをしっかり絡みとってくれるが、かといってスープが足りないと感じることはまずない。しかも、これだけ濃いスープなのにも関わらず、卓上のニンニクを入れると味が最高に確変するのだ。このニンニクでパンチを効かせたどろどろのスープが唯一無二の個性を作り出している。あまりの濃厚さにしばらくは来れないかなと思ってしまうところも正直あるだが、それぐらい強烈な個性である。 店内の雰囲気は男臭さ満点であるが、そのサービスはきめ細かい。ランチに訪れたので、ライスは無料でしかもおかわり自由

英語改革の2つのベクトル

知人に小学校の先生がいるが、新しい学習指導要領の施行に伴って、英語を子どもたちに指導することに多少の不安を抱いているようだ。それもそのはずで、普段使用しない未知の言語を突然に指導しろと言われても難しい。そもそも教職課程に「英語」はないし、採用試験の英語は一般教養レベルなのだ。 そこで、文部科学省では、2018年度から小学校から順に段階的に条件整備を整えようとしている。学習指導要領の改訂に伴って提示される育成すべき資質・能力の3つの柱として、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性」の3つが掲げられた。ここに「確かな学力」「豊かな心」「健やかな健康」の育成が総合的かつ構造的に組み合わさる。小学校であれば、中学年に、「外国語活動」で「聞くこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」、高学年にはこの3つに「読むこと」「話すこと」を加えた5領域を指導することになるのだ。 ここで確認しておきたいことがある。本来の英語の学習の趣旨とは何か。もちろん文化や論理的思考力の要請等も必要だ。しかし、本来の語学学習の目的は「コミュニケーションのツール」である。使うための実践的な「英語」だ。そのための土台として小学校から段階的かつ意図的・計画的に学習指導が求められている。そこには、小学校の英語学習は社会貢献というボトムアップのベクトルが働いているのである。 一方で、大学入試改革もまったなしの状況にある。文法とインプット型に特化されたきた「受験英語」は、バランスの取れた英語4技能の評価試験に舵を切ることになる。つまり、学校の英語教育にいてはトップダウン式のベクトルも存在す

教員採用試験論文対策③「豊かな心」

教員採用試験論文対策③「豊かな心」の模範解答である。(一部訂正している。また、本文中のデータ等は2010年現在のものである。) ************************************* 私は、豊かな心とは、社会貢献の精神や他人を思いやる心など、子どもの豊かな人間性と社会性の基盤となるものだと考える。ところが、私が英語科教諭として勤務した私立学校の生徒は、必ずしも心の育成という面では望ましいとは言えなかった。例えば、多くの生徒は、文化祭の準備を学級の活動で取り組んでも、自主的かつ協力的に目標達成に向けて作業に取り組まなかった。また、新学期が始まって新しい友達と出会っても、その友達の特性や価値観を認めず、いじめに発展しそうな場面も見られた。実際、東京都の公立学校のいじめ認知件数は3500人を超えており、喫緊の課題となっている。 今日の生徒は、高度経済成長以降の恩恵として豊富な物資に容易にアクセスすることができ、社会貢献に向けた苦労や努力を避ける若者が増加している。中でも引きこもりやニートは社会問題となっていて、生徒が社会での自己実現を図る意識を高める必要がある。また、情報機器での活字によるコミュニケーションは、人とのアクチャルな関わりを軽視する傾向にある。効率を追求する情報化社会は、生徒の人間関係に負の形となって反映している。 したがって、豊かな心の育成に関して二つの課題がある。第一に、社会の一員として社会に貢献する姿勢が十分でないという点である。第二に、子どもが思いやりの心や他人を認める気持ちが欠けているということである。このことから、生徒が授業を通して将来の生

『英語の4技能の勉強法をはじめからていねいに』 〜英語学習の要点凝縮の漫画本〜

2020年度から大学入試が大きく変わる(はずだった)。特に、英語は従来のインプット2技能からコミュニケーション重視の4技能試験となる。そうなると試験形式の変更が英語教育に大きな影響を与える。試験で得点を取るという外発的な資源のほうがモチベーションが上がるのは仕方のないところだ。そしてこの流れは当座は大きく変化しないだろう。それでは、何がどう変わり、どう対策を立てれば良いのだろうか? その答えが本書にある。私自身が高校生から安河内先生に師事してから英検1級を取得するまで、そして今、高校生に教えている身としては「当たり前」の内容ばかりではある。著者は名前や出版社を変えて同いような本を何冊も出しているから、目新しい内容はそれほどない。しかし、その勉強法はいたって王道であり、新しい大学入試に合わせた英語の勉強法を丁寧に提示している。その凝縮度はあまりに濃い。英語改革と勉強法、それも文法からスピーキングまで完全網羅している。(ストーリー漫画特有の蛇足なコマを除けば)はっきり言って1ページも無駄なページがないのだ。 将来に向けて英語を勉強するなら参考書を読むよりここからスタートした方が良いだろう。東進ブックスからの出版なので、高校生をターゲットにしているが、教職員はもとより、子どもを持つ親が将来の投資を考える契機にもなるだろう。こんなに将来に役立つ漫画は他にはないだろう。 ※参考文献 安河内哲也、(2018.3)『英語の4技能の勉強法をはじめからていねいに』東進ブックス *追記(2020年10月8日) タイトル及び内容を一部加筆訂正した。

早稲田ミュージアム ー 早稲田祭 2018 ー

高校生の進路指導をしていて時々思うことがある。大学進学を考えているならば、選ぶ大学の条件に「伝統」を入れておきたい。新設の綺麗な校舎にはない、100年以上の歴史を持った格式高い歴史的建造物も魅力の1つだろう。例えば、早稲田大学では、キャンパス自体を「ミュージアム」として捉え、最新のデザインや施設拡充と由緒ある建築物等の歴史保存を目指している。学園祭の季節に各大学の歴史・伝統を下調べしてから出掛けるのも面白いかもしれない。 というのは、10月の後半になると学園祭の季節だ。どこの大学にどんなゲストが登場するのかは大学の底力でもある。文化祭なのだから人気のアイドルで盛り上がるのも良いし、ゲストのここだけのトークを聞くのも面白い。高等教育らしく政治や学問の討論に参加するのも学園祭ならではだろう。今年の早稲田大学は、早稲田祭2018 公式ホームページ(公式Facebook Wasedasai 2018)によると、ゲストは、AKB48, 永井勝、ルー大柴、はあちゅうさん、山本舞香、田原総一郎、菅直人、枝野幸男、ルー大柴、その他声優・落語家など(私は芸能に詳しくないので良く分からないが)そうそうたるゲストが登場するようである。 テーマは、「『好き』に情熱を」。早稲田生も稲門会員もそれぞれの「好き」を持って行きている。その他にも様々な多数の企画が行われており、企画数は400以上ある。パンフレットは137ページだ。予め行きたい場所を決めておきたい。私は仕事が終わり次第なんとか駆けつけようと思っている。ぜひ自由で反骨精神のある「早稲田ミュージアム」を感じてみてはいかがだろうか。 追記(2019 2

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