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専門学校の選び方 〜専門学校の概要と対策〜

 高校卒業後の進路選択の1つに専門学校がある。その大まかな定義であるが、職業に直結した専門的知識、技能・習得のための授業が中心とする学校のことである。①工業、②農業、③医療、④衛生、⑤教育・福祉、⑥商業実務、⑦服飾・家政、⑧文化・教養の8分野に分かれている。また、専門学校には認可校と無認可校があり、前者は学割がある、公的な奨学金や教育ローンが活用できる、学位が専門士となる、といった違いがあるので、そうした差異を考慮して選択すべきだ。(無認可が悪いという意味ではない。)

 専門学校を選ぶ際の主なチェックポイントは、第一に授業の質が高いかを判断することである。長年培って指導力や授業内容などは、学校の伝統や評価に反映されている。また、カリキュラムから卒業までの授業総時数から費用対効果を計算することもできる。第二に、就職実績や試験合格率を比較することである。ただし、表記が延べ人数で計算されているなど「数字マジック」があるので注意が必要だ。第三に、資格取得が可能または有利な学校を調べる必要がある。卒業後に無試験で資格取得ができる(保育士・幼稚園教諭2種等)、卒業後に受験資格が得られる(看護士等)、卒業後に一定の実務試験で資格試験が得られる(管理栄養士等)、試験の一部が免除になる(陸上無線技術士等)、といったものである。

 次に専門学校の選抜方式だが、各学校が書類・面接・小論文・筆記試験・実技試験などを単一または複数を組み合わせて総合的に合否が決定される。選抜方式は「AO入試」、「学校指定校推薦」、「学校公募制推薦」、「一般入試」等がある。ただし、自己推薦などの独自な名称で入試を行う学校もあり、「一般入試」といっても筆記試験が課されることは少ない。つまり、条件の違いはあれども、基本的に選抜試験の内容は人物重視の内容である。また、「エントリー登録」という制度を採用している学校もある。これは正式な出願ではなく、登録をすることで学校面接や学校案内に関する情報が届くためのものだ。ただし、出願の条件や非公式の試験になっていることがあり、合格すると「内定」が出て出願すれば合格とする学校もある。青田刈りの側面が強いため、慎重にエントリーする必要がある。

 以上が専門学校の選び方の概要である。補足として、ここまで述べた内容も含めてArchivesの資料として載せてある。ぜひ参考にして欲しい。

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