箱根駅伝と新型コロナウイルス

 新春の2日・3日は東京箱根駅伝だ。母校を応援しようと朝早く起きれば、規則正しい生活を送れるもんだ。大学は青春の1ページであるし、卒業後の母校活躍は一種の自尊心でもあるし、箱根駅伝の強豪校を応援できるのはあの頃必死に頑張った人生のご褒美だ。

 ご存知の通り、箱根駅伝はリレー形式になっている。個人の力だけではなく普段のチーム力も試される。また、シード権争って10位を死守する戦いや各中継所によ設定された通過タイム以内でタスキをつなぐことは数多くのドラマや涙を生みだしている。最近では、日テレのホームページからは地図上に各大学の位置が示されるのも面白い。出掛け先で速報順位を確認できる。

 そんな思い入れのある箱根駅伝だが、今年は新型コロナウイルスのために雰囲気が大きく変わった。と、書くつもりだったが、「少し」変わったと書かなければならない。沿道での声援を控えるように公式なアナウンスがあるにもかかわらず、相当数の人が見ているのだ。もちろん中には家の目の前で見ている人もいるだろう。しかし、それを差し引いてもこの状況では、「応援したいから応援しない」というキャッチフレーズも台無しだ。

 昨年は早稲田大学の大学院生が新入生にコロナに対するアンケートを取ったところ、「6割ぐらいの学生が深刻な病気になったり、命が脅かされたりするのではあないか」と不安を抱えている。そんな時代だからこそ、小さな気遣いが必要なのだろう。今年は帰省することも控えた。沿道に出なくてもディスプレイの前で応援したい。頑張れ、母校!

☆追記(2021年1月3日 14:00)

 駒沢大学が最終中継所で3分以上も差があった創価大学にまさかの逆転劇!驚きました。早稲田大学は団子状態から抜け出す力がいつもすごい!根性は日本一かもしれない。それにしても明治大学の11位、中央大学の12位は残念でした。でも、どの選手にも大きな拍手です。最後まであきらめないことが大切ですね。



※参考文献

早稲大学校友会、(2020・10)『早稲田学報』

0 views

Recent Posts

See All

新海誠監督作品『天気の子』『君の名は』『ほしのこえ』を鑑賞してきた。今作の『雲の向こう、約束の場所』もまた新海ワールドが広がっている。彼の恋愛観や世界観、演出や構成などの中核となっている原点がここにある。なぜならこれが深海誠監督にとって初の長編アニメーションであったからだ。ただ、体調不良の中、ベッドで鑑賞したせいなのかもしれないと思った。映画終了後の心の第一声は「なんだかしんどい映画」だった。複雑

大学の部活動となると、もはや高校とは別世界である。大学の名前を背負って戦うわけで負けることが許されない世界だ。箱根駅伝を走った渡辺康幸もあこがれの先輩と4人部屋で過ごし、時にはゴキブリが身体を這うこともあったという。それでも走るのが楽しくて仕方がなかったと早稲田学報で語っている。その功績は選手としても監督してはここに書き切れないほど輝かしものであるが、今年も早稲田だの選手はその教えを繋いだ選手が箱

Featured Posts

Categories

Archives