top of page

謹賀新年 2023

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 「『ウサギはさびしいと死ぬ」という言葉からも分かる。しかし、これは一種の都市伝説のようなものであり、実際に寂しさだけで死ぬことはない。むしろ、コミュニケーションが取れないことによる精神的な苦痛が活動意欲や食欲の低下を招くことが結果的に死因になるという。(中略)友人は一生の宝物。今年は、例年以上に多くの仲間に囲まれながら、『うさぎの上り坂』といきたい。」

 これは、12年前のGHF’03「誰かが一言」の記事の一部だ。その頃は年越しを親友たちと過ごすのが恒例になっていた。買い出しで酒とつまみを揃え、温泉に浸ってから紅白歌合戦を見た後、除夜を鐘を聞いて新年のお祈りをするのが恒例になっていた。確かあの日は少しだけ仲間より早く目が覚めて、携帯を使って布団の中で書いた。少しだけ将来の展望が見え始め、前向きになれた頃だった。

 干支が一回りしてその頃では考えられないような飛躍を遂げた。もちろんこの12年間は平穏ではなかったし、大きな病気も患えば、辞職を決意したこともあった。それでも決して自分の夢を諦めることはなかった。だからいくつもの人生の夢を達成できたのかもしれない。前を向いてしっかりと後ろ足で蹴り上げれば成長できると実感できた。次の1周は今まで以上に他の人を支えていきたい。

 それにしても『うさぎの上り坂』を書く前の数年間、彼らは人生で一番のどん底にいた自分をそっと支えてくれた。そして会いに来てくれた。嬉しかった。今も変わらずに側にいてくれる。ありがとう。本当にありがとう。

※参考文献

裏C、(2011,1,2)、『うさぎの上り坂』GHF’03

11 views

Recent Posts

See All

今年の元旦の記事「謹賀新年 2022」では、”The Tiger who Came to Eat”(『おちゃをのみにきたとら』)を紹介した。物語の概要は、虎が突然ある一家に押し入り、食料を食べ尽くした挙句に立ち去るが、それでも家族の幸せは続くというものだ。それにしても虎の所業は図々しいにも程があるが、結局は子どもの読む空想の世界だと思っていた。 現実は虎の非礼をはるかに超えている。国際法を無視し、

「12/11 18:15 今年もいろいろありました。明日発表の「今年の漢字」は世相を表すので興味深いです。私の予想は「侵」で、個人的には「戦」が妥当かなと思っています。皆さんの予想は?」 これは日本漢字検定の今年の漢字が発表される前日につぶやいた内容だ。予想はは外れたが納得の内容だ。ロシアのウクライナ侵攻は、国際平和だけではなく、国連を初めとした平和維持の枠組みの在り方から世界経済まで多大な影響を

Featured Posts

Categories

Archives
bottom of page