参議院選挙 2016 争点に気づけ!


 2016年7月10日は、第24回参院選選挙だ。選挙権が18歳以上に引き上げられて初めての国政選挙である。しかし、それ以外は、どうも議論が熟さず、不明瞭だ。特に、東京都では、舛添前知事が金銭の不祥事があり、選挙に対する有権者の姿勢は複雑だ。

 政策論争の焦点が混沌としている。いや、ぼやかされている。保守系の新聞では、アベノミクスの是非が問われる選挙であることを強調している。野党は、なりふりかまわず他党と共闘し、当選することを第一目標にしている。

 こうした動きの根底は、すなわち、本当の争点は、憲法改正である。「アベノミクス」は、良し悪しはともかく、政策として継続されることは間違い。しかし、憲法改正は、議席の数によって今後の手続きが変わり、最終的には国民投票にたどり着く。しかし、与党はこれを争点にすることが危険を伴うことを承知している。従って、首相は議論の場ではほとんど触れてない。なぜなら、前回の国政選挙で、この野心を隠し、経済を争点に掲げることで議席を獲得できることを経験的に分かっているからである。

 自分にとって不利な事案を触れないのは戦略しては間違っていない。しかし、国民は、同じ手法に騙されてはいけない。選挙で隠された論点と真実を見抜くべきだ。それができなければ、安保法関連法案通過時の国会前のデモのようになってしまう。気づいたら戦場にいたというのは愚の骨頂なのである。


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