死刑賛成派も反対派も甘い!
- Tom
- Sep 15, 2016
- 2 min read
日弁連が公式に「死刑は廃止すべき」との見解を出した。誤審による死刑は取り返しがつかないことになるからだ。また、国家による殺人は許されな事や死刑囚に与える心身の残虐性等も理由として挙げられるだろう。逆に、死刑反対の理由としては、死刑は合憲であり、犯罪の抑止力になるといった理由が挙げられそうだ。
私は、死刑反対派である。ただし、死刑囚の人権を守るべきといった、そんな生ぬるいことを語るつもりはない。日本で死刑に相当する場合、よほどの重罪である。死刑囚が獄中でそこそこの衣食住で暮らしている事自体がおかしい。かといって死刑ですべてを水に流すのには惜しいのだ。つまり、死刑の是非を語るときに、両者の立場とも甘いのである。
私の考える理想の刑は以下のような終身刑である。獄中は生きていくぎりぎりの衣食住しか許されない。朝から晩まで決められたノルマを必ずこなす償いの強制労働だ。寿命が来るまで働く。一生誰とも話す事は許されない。当然、一切の娯楽はなく、個人の所有物を許さない。この罪に値する場合は反省の余地などいらない。
なぜなら、彼らは死刑に相当するのだから、もう人権の尊重が存在していないのである。一方で、もし冤罪が発覚すれば、その後は誰もが羨むような膨大な賠償金等を払う事にするのだ。死刑よりも恐ろしい人生の墓場を設定する。しかし、そこには誤審による救いだけを残しておく。それが死刑を廃止し、死よりもはるかに恐ろしい「死の終身刑」である。
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