top of page
Tom

ワセメシ 〜早稲田祭 2016〜


 「ワセメシ」とは、早稲田にある「早稲田キャンパス周辺のご飯」を言う、(『早稲田学報』)要するに、学生街にある飲食店のことなのだが、そこには、ただ学生のお腹を満たすだけではなく、昔ながらの伝統あるお店、早稲田生なら誰でも知っている「例のあれ」、そして今風のおゃれなお店などがある。

 「例のあれ」として私が思い出すのは、エルムだ。(惜しまれつつ2016年2月閉店)エルムの掟は厳しく、例えば、混雑時にはグループで同じものを頼まねばならず、もし周囲の空気を読まずに別のものを注文すれば、長時間待たなければならない。肝心のメニューであるが、名物はなんといっても「カルボナーラ」だ。誰がどう見たって塩焼きそばだ。なぜこうなった、親父…。でも、小声でぶつぶつ言いながら調理する親父さんに聞ける強者はいないだろう。

 私は時間割・研究の都合などであまりワセメシを食べることはなかったが、お気に入りは、大熊通りの浅野屋だ。学生が多くたむろしている中で、ゆっくり自分の時間が取れるのが嬉しかった。お店のおばちゃんも優しかった。大学卒業後は、Uni Cafeに行くことが多い。早稲田を思い出しながら、ちょっと休憩するにはちょうど良い感じだ。

 今年の早稲祭は、ワセメシ特集に関連して「ワセメシコラボ」が開催されている。「屋台コンテスト」も復活で、ことしの早稲田祭も盛り上がるだろう!

※参考文献

早稲田大学校友会、(2016)『早稲田学報』「ワセメシ」


27 views

Recent Posts

See All

謹賀新年 2024

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 今年の干支は「辰」だ。辰はワニの顎や鹿の角などの複数の動物の部位を組み合わせたドラゴン[龍]であるとされ、十二支の中で唯一の架空の生物である。なぜ十二支の中に実在しない動物が入り込んだのかははっきりとしていない...

今年の漢字2023

日本漢字検定協会が公募、発表した今年の漢字は、「税」だった。実は「税」に関する大きな施行はなかった。政府が財源確保のために「税」に関する議論が活発であったからだ。首相の今後の方針が憶測を呼び、「増税メガネ」という不名誉なあだ名までついてしまった。ただ、この漢字「税」は庶民が...

「在野」で生きる

「在野」の意味は、辞書には「① 野外に居ること。田野の間に住んでいること、② 公職につかないで民間に居ること、③ 政党が政権をとらないで、野党の立場にあること、の3つが載っている。しかし、早稲田大学にとっては、交友(=卒業生)も含めて一般的な意味とは違う意味を持っていること...

Featured Posts

Categories

Archives
bottom of page