限定的「安楽死」を!

December 20, 2016

 

 先日、私に英語を指南してくださった方の奥様が病気で亡くなられた。その壮絶な闘病生活を見聞き限りでは、日本には「尊厳死」だけではなく「安楽死」も認めるべきではないかという気持ちが込み上げてくる。実際、ヨーロッパやアメリカでは安楽死が認められているところもある。

 「安楽死」の利点としては、余命僅かの患者が過度の心身、および金銭的負担を軽くできることが挙げられる。健常者には想像を絶する苦痛の先に治癒がないのであれば、終わらせてあげたいと思うの家族の気持ちもある。生きる権利があるならば、人生の最期を選ぶ権利もあると主張する人もいるだろう。一方で、問題点として、殺人ほう助の可能性が挙げられる。僅かな希望を諦めてしまう治療家庭での問題も挙げられる。人為的であるために、医療の現場で倫理的に苦しむ人なども出てくるだろう。

 そこで正当な理由のもとに限定的に「安楽死」を認めるべきである。第一に、医学的観点から医者が末期患者であることの証明を必須とする。第二に、行政書士等が法律及び社会通念上の観点から問題のないことを地方自治体に代理申請する。最後に、ケアマネジャーやカウンセラー等の「安楽死」の特別な資格を持った専門家が本人及び家族と意思確認をし、総合的かつ独立的に判断を下すことである。

 死生観の問題は、宗教や個別の事情に鑑みると非常に難しい問題である。しかし、議論が一向に進まない中で絶望に苦しんでいる人がいると思うとどうにもやりきれないのである。最初は非常に限定的なものでも良い。「自殺」でもなく「他殺」でもない「安楽死」の概念が求められているのだ。

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