今年の漢字 2016
日本漢字能力検定が今年の漢字を「金」として発表した。一般公募でおよそ1ヶ月の募集であったが、浅はかな印象だ。「多くのメダルに勇気づけられた」といった類の理由では、4年後の漢字も「金」になるかもしれない。別に今に始まったことではないが、政治家の汚職も含めて選びやすいのだったのだろう。
私が今年の世相を表すものとしては、「離」を選びたい。小池百合子新都知事就任は五輪などで既定路線から離れた改革を目指している。世界に目を向けてもイギリスのEU離脱やアメリカ大統領選挙の投票結果は、グローバル化から離れるベクトルの暗示だ。また、日本の芸能界は不倫や解散で離別が印象に残った年でもある。
さて、ここからはGHF’03から続いている毎年恒例の「私の今年の漢字」シリーズ
2008年「転」
2009年「停」
2010年「躍」
2011年「結」
2012年「蓄」
2013年「修」
2014年「再」
2015年 「二」
やはり人生最大の目標が達成されたことだ。合格という二文字のために必死の努力をしてきた。”Everything that has a beginning ahas an end”であり、改めて人生の”Anything essential is invisible to the eyes”だと確信した。また、高校3年生の担任であり、生徒の進路に向けて合格に向けて苦心した1年だった。今年は人生の節目であった「合」の字で決まりである。
2016年 「合」
みなさんの今年の漢字は何だろうか?
※参考文献
日本漢字検定協会HP
GHF'03 (2008〜2014)「誰かが一言」
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今年も新型コロナウイルスは猛威を振るった。新型コロナウイルスは拡大と終息を繰り返したが、特に、オリンピック・パラリンピック(東京五輪)の開催中のコロナ感染拡大第5波はかなり深刻に感じた。一部の人間のために5年越しで強硬手段を取ったことに対する政治への絶望感を感じた。ただ、一方で、藤井聡太四冠は王将戦の挑戦者になって五冠になる可能性を秘めている。そういうわけで、今年の漢字は「五」を予想していた。しか