• Tom

労働時間の短縮を目指せ!


 オーストラリアのパースでは日本のように悠長に買い物ができない時間帯がある。それは夕方だ。閉店前になれば、奥から強面のスタッフが出てきて追い出される。だから、閉店後にお客が残っていることはない。仕事は時間内にきっちり終わらせているように感じた。これが本来の勤務時間の概念だ。

 日本の勤務時間が尋常ではないことは、国外に目を向けると分かりやすい。「過労死」という言葉に代表されるように、日本の労働環境は異常である。むしろ、日本は長時間働くことに美学を求める傾向さえある。上司の仕事が終わるまで帰る雰囲気が醸成されないという(非常にくだらない)経験をした方も多いだろう。

 もちろん現実はそれほど単純ではない。資本主義の構造の中で、雇い主はできる限り低賃金で長時間で働いて欲しいと考えるのは合理的だ。そうであれば、特定の企業の努力義務程度では大きな変化は望めないという事だ。社会全体の総意のもとに法的規制で行うしかないだろう。法整備から勤務体系の抜本的改革に繋がれば理想的だろう。

 今の勤務時間と労働環境及び条件に満足できる人がどれほどいるのだろうか。打開に向けて個人で動くことは難しくとも、集団で訴えるのは手段としては正当だ。「8時間働いたら帰る、暮らせるワークルール」を目指す「わたしの仕事 8時間プロジェクト」は、そうした日本の大きな社会問題にメスを入れるチャンスなのである。

※参考文献:「わたしの仕事 8時間プロジェクト」


3 views

Recent Posts

See All

『決定版 上司の心得』・『リーダーが身につけたい25のこと』〜自分・チームそして組織の未来へ〜

人の上に立つのは難しい。個人的には今まで生徒会やサークル活動でリーダーシップを取ってきた経験はあるものの、職場となるとまた大きく違う。ましてや年齢的にも中堅になれば一定の責任や効率が求められる。そんな苦悶の中で組織運営に関する哲学と実戦的ノウハウに関する2冊に出会った。 『決定版 上司の心得』の著者、佐々木常夫は東レに入社し、取締役となった複数の社長の経験を記した著作物が多い。本書は「できる余分な

東京都4級職(主幹)試験面接対策 「4級職(主幹教諭)として抱負」

東京都の4級職、主に主幹教諭(A選考)の志望理由署の例を以下に載せてみた。『最新 教育キーワード(13版)』などを参考にしながら、4級職の位置付け、つまり管理職と主任教諭及び教諭との中間で何ができるかといった視点が求められる。面接試験では志望理由にある内容に関連したより広くかつ具体的な内容を問われるだろう。自分の中に大きな核のようなものを持っていたい。以下は例文として参考にしてほしい。 *****

Featured Posts

Categories

Archives

Copyright © 2016-2021 Seize your Sky All Rights Reserved.