【必須】英語学習の参考書
英語を学習するにあたって手元に置いておくべき参考書と活用すべきサイトを紹介する。英検1級取得に向けても必須のものばかりである。
『ロイヤル英文法』は、英文法の辞書として便利である。使用する頻度は少ないかもしれないが、いざという時に丁寧に確認できる。ソフトフェア版もあるので、自分のマシンに入れておくのも良い。『一億人の英文法』(CD音声別売り)は、英文法を心象[イメージ]で捉えようとする画期的な本である。英語を英語のまま体系的に理解するためにも、この1冊は絶対に読破すべきである。ネイティヴの持つ本来の感覚を理解することで英語の幅と奥行きが爆発的に伸びる。
辞書は、電子辞書でそこそこの単語数があればどれでも良いだろうが、紙の辞書を使うのは引く手間が無駄だと考える。その時間は音読や体験の時間に回すべきである。また、インターネットに繋がるマシンがあれば、アルクのオンラインサイト、「英辞郎on the web Pro」で膨大なコロケーションをチェックできる。
次に4技能別で紹介する。Inputの訓練では、モチベーションが上がるもが良い。ただし、英検を受験する予定があるなら過去問を使う。リスニング教材として「Behind the News」はお勧めである。Outputでは、ライティングなら「lang-8」だ。ギブアンドテイクの精神で成り立っているが、有利会員になれば高確率で添削をしてもらえる。また、スピーキングにはonline英会話が便利だ。中級者は「RareJob」(「DMM」はネイティヴがいるので上級者向け)のような非ネィテイヴの先生でも十分である。
上記に挙げたものはどれも比較的安価な値段で揃えられる。また、有料会員を選んでも月に数百円だ。online英会話も月単位でも数千円で済んでしまう。これで英語の勉強の可能性が広がるならば十分のが価値がある。莫大な数の参考書・サイトの中から、私の経験・指導を踏まえて選んだものばかりであるのでぜひ参考にして欲しい。
※参考文献
『ロイヤル英文法』、(2000)須貝猛敏
『一億人の英文法』、(2011)大西泰斗・ポールマクベイ
『一億人の英文法 CDブック』、(2012)大西泰斗・ポールマクベイ
「英辞郎on the web Pro」、アルク(http://eowp.alc.co.jp)
「Behind the News」、ABC(http://www.abc.net.au/btn/)
「Lang-8」(http://lang-8.com)
「RareJob」(https://www.rarejob.com)
「DMM英会話」(http://eikaiwa.dmm.com)
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