四つ葉のクローバー、大きくなったよ!
早稲田大学の大隈庭園は、早稲田大学の創立者である大隈重信が住んだところであった。大隈はそこに住み始めてから園芸に興味を持ち、深い知識と確かな技術を持ったという。もともと多趣味であったが、やはり歴史に名を超1流は違う。晩年には多くの品種改良まで行った。大隈庭園の植物は第二次世界大戦でその多くのを失ってしまったが、その精神は多くの学生や交友に引き継がれているようだ。
実際、植物を仕事としている人は、植物への愛情がその人の人生観となって現れているように感じる。例えば、樹木医やブリザード作家は、クライエントの希望や条件によって植物のもっとも輝く形を見つけていく。植物を通した確固たる人生観の構築と他者の幸福を願う姿は美しいの一言に尽きるだろう。確かに植物は感動を運ぶ。
教え子から「四つ葉のクローバーセット」をもらった。直接手渡しでもらったのではない。彼女は都合で転学していったのだが、年度末にロッカーの引き渡しをするので清掃をしていたところ、その中にプレゼントと一緒に置いてあったのだ。「にくいことをするなぁ!」君にとってはちょっとしたゲーム感覚だったのかな。ずっと嬉しくてタ種を蒔けなかったよ。今年4月にやっと植えてみたよ。家族に手伝ってもらって、こんなに大きくなりまhした。君も自分の人生を精一杯頑張ってるのかな!
ありがとう。

※参考文献
早稲田大学校友会、(2016.6)、『早稲田学報』「植物の世界」
Recent Posts
See All人は辛い状況に置かれた時に、その因果関係を追求する傾向があるのだと思う。例えば、困っている従業員は「なぜこんな会社のために働いているんだろう」と考える。個人的には、言うまでもなくあのアウシュビッツの強制収容所に比べたら比較にならないほど幸運であるが、それでも「なぜ生きているのだろう」と考えることが多い。従って本著は「生きる意味」を当事者として読めたように感じる。 『夜と霧』の主人公は、第二次世界大
2021年、早稲田大学に「国際文学館」、通称「村上春樹ライブラリー」がオープンした。校友会(卒業生)である村上氏の寄付がきっかけとなり、「文学の家」として「キャンパスのミュージアム」化に貢献している。ここには村上春樹の著書だけではなく、彼のレコードやCDのコレクションも置かれている。彼の世界観をいつかは感じてみたいとまずは短編を手に取った。 ストーリーはと短く、場面のほとんど車内のドライバーとのや
新型コロナウイル感染が世界中に拡大し、医療・経済・教育などあらゆることが変化し、多くの議論が行われている。現実問題として医療や経済などに目が向かいがちであるが、終息する気配もなく、どこが退廃的な雰囲気が醸成されているのはなぜだろうか。 大澤真幸の論考「不可能なことだけが危機を乗りこえる」(『思想としての新型コロナウイル禍』)はその中でも社会学の視点で論理的にコロナ禍を考察し、今後の展望を述べている