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夢・希望が芽生える


 2017年10月10日は、自民・公明の与党と、小池百合子率いる希望の党と日本維新の会、共産・立憲民主党・社民党の3勢力が争う衆議院選挙の告示日となった。自民党の森友・加計問題等や不倫問題など自民党の不祥事が続き、日米に挑発を続ける北朝鮮に対して憲法改正を強く願う安倍首相が勝負に出た選挙である。その日の読売新聞は夕刊「よみうり寸評」には次のような文面があった。「(投票の)棄権は白紙委任と同義語だろう。」

 私たちが当たり前のように享受している選挙権は、多くの人命を犠牲にした上で勝ち取った貴重なものなのである。それも世界史を振り返ればつい近年の出来事であることに気づく。かつての人々が選挙権に社会創造を見出したように、私たちも夢や希望の芽生える社会を目指さなくてはいけない。それは次の世代の子どものためでもある。

 人類は常に戦争を繰り返して来た。女性が子どもを産む時の分娩の苦しみを考えれば、紛争で人が殺しあうことほぼ残酷で無意味なことはない。人間には戦争のない平和な社会を維持するために言葉を用いて議論し考えられるはずである。安易に戦争だ叫ばずに、女性の偉大さと命の尊さに感謝と尊敬の気持ちを持たなければいけない。

「夢や希望という芽を大切にして生きていき、人生という大空に良識を持って羽ばたけ!」私が自分の子どもたちに託したものである。そして、それがこのサイトの趣旨とイメージにもなっている。

※参考文献

読売新聞(夕刊)、2017 10 10、「よみうり寸評」


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