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それは感動?

Tom

 2017年10月28日現在で、東京オリンピックまで残り1000日となった。これにちなんで日本橋では山車を担いだイベントも行われた。雑誌などでは、東京五輪に向けた特集も組まれている。

 大会組織委員事務総長の武藤氏は、施設などのハード面ではなく、人と人の結びつきといったソフト面での成果も求めているという。金メダルを目指す選手の真剣勝負は、たとえメディアの脚色があったとしても、色焦ることない感動の物語なのだろう。

 競泳の星奈津美選手は、ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した。スポーツ選手としてメダルの獲得は非常に大きい。しかもリオの前には世界選手権で優勝している。にもかかわらず、持病を克服して猛練習をし、リオオリンピックで再び銅メダルを獲得したのだから驚異的である。「自分自身を出し尽くすことが出来た」と言えるような人生を送りたい尊敬の念で記事を読んだ。

 日本がメダルをいつく獲得したかに重きを置かれることが多い。メダルの数は国力を示していることは否定できないが、しかし、その数値がどれだけ私たちの心に響くだろうか。それまでのプロセスは置き去りにし、ただ勝敗だけに一喜一憂することにはあまり意味を感じない。ソフト面が本当に目指すべきことはそこではないと思うのである。

※参考文

「東京五輪まで1000日、山車でお祝い」、(2017 10 29)読売新聞

武藤敏郎、(2017 10 27)、[地球を読む]」「『東京』1000日前 『持続可能な五輪』モデルに新聞」

早稲大学校友会、(2016.12) 『早稲田学報』


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