• Tom Kurihara

教員採用試験論文対策 課題④ 「家庭・地域との連携」


 教員採用試験論文対策④「家庭・地域との連携」の模範解答である。(一部訂正している。また、本文中のデータ等は2010年度現在のものである。)

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 学校が家庭・地域と連携することで、学校外部の人材・資源を生かすとともに、生徒が様々な社会体験などを可能にすることができる。私が勤務した学校では、喫煙の問題に関しての講座を地域の専門家を招くことで、生徒の理解を深める取り組みを行った。普段は接しない医学に通じた方の説明であったことで、生徒の感想文には、「たばこの危険性に驚いた」といった鮮烈な体験が綴られていた。

 現在の日本は急激な経済成長の中、情報技術をはじめとして大きく発展し、生活水準も高くなった。慌ただしい日常からはゆとりが消え、家庭・地域の連携や教育力は低下する一方、国際競争社会で生き抜くためにはより広く深い知識・技術が必要となっている。また、日常で塾通い等が広まり、子どもが家庭や地域で直接の生活体験や自然体験をする機会が減っている。東京都は、「12の取組の方向性」の中で学校・家庭・地域との連携による教育活動の活性化を掲げており、このことは喫緊の課題であると言える。

 学校が家庭・地域と連携することにおいては、2つの視点がある。第一に、家庭・地域の人材と連携を図り、それらを生かして教育活動を充実させることである。第二に、生徒が学校外部に出向き、生活体験や社会体験を豊かにする機会を十分に持つことである。このことから、学校の授業や活動で家庭・地域の人材の専門的知識及び技能が生徒に伝達させるよう配慮し、生徒の社会貢献や自己実現を果たそうとする姿勢・態度が育成することが重要である。さらに、学校外での生活体験・社会体験を意図的・計画的に組み入れることによって、生徒が人々との交流を通じて新しい価値観に気付かせるよう学習形態や指導方法、学校外部との連携のあり方を工夫・改善することが大切である。

 私は、高等学校の英語科教諭として、家庭・地域との連携を次のように実践していく。

1 外部人材と連携して、英語の授業で言語活動の充実に取り組む

 私が2年生の担任をしたとき、外部の方々を招いて職業説明会を行ったことが生徒の具体的な学部・学科の選択・決定に有効であった。そこで、英語の授業において、教科書にある単元のテーマに関しての研究発表会を開催し、成果を外部の方に評価して頂く。生徒とともに博物館や公民館などに行って資料を集め、説得力のある発表内容を考える機会を設ける。生徒が発表するときは、テーマに関係する専門家に見ていただき、講評を頂くことで生徒の理解をさらに深めていく。最後に、生徒に反省点や改善点をまとめさせることで、これからの発表に生かしていく。

2 外部機関と連携して、生徒に奉仕体験活動を行う機会を設ける

 担任した生徒が文化祭で演劇を行ったとき、その独創性や完成度の高さに生徒の可能性に触れて感動したことがあった。そこで、授業「奉仕」の時間で、老人ホームを訪れ、演劇を行う。計画では、相手方や学年主任等と日時や内容の適切などを十分に確認しておく。生徒には、相互評価シートを配布し、社会人としてふさわしい発表・行動ができたかを記入をさせることで目標を持って活動に取り組ませる。そして、新しく気付いたことや今後に生かしていきたいことは学級通信にまとめて学校・家庭・地域に発信することで、学級及び個々の生徒の指導目標の修正・深化を図る。

 学校が家庭・地域と連携することは、近年、最も叫ばれていることの1つである。私は、校長の指導のもと、外部の人材・資源を十分に活用するために指導の工夫・改善に全力を尽くす。


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