ラーメン食べ歩き紀行 (13) 無鉄砲
無鉄砲 東京中野店
「そりゃ、カップ麺にもなるよな!」
沼袋駅の北口からを降りて、商店街を抜けた先にあるのが「無鉄砲」の東京中野店だ。行列ができる、しかもカップラーメンにもなったと聞けばさすがに期待が膨らむものだ。店内は15人程度入れると思うが、もちろん私が訪問した2回とも満席だった。
替え玉や追加注文は現金でも可能とのことだ。さっそくスープを一口飲めば、その個性的な濃厚スープに魅了される。個性的!なるほど、これはカップ麺になるわけだ!その濃厚さは粉っぽさがあるとさえ錯覚してしまうほどで、だからといって胸焼けが起こるようなものではない。むしろ替え玉をしないと損な気分になってしまうほどだ。縮れ麺がうまい具合にスープを絡め取ってくれるのが良い。
卓上には高菜やニンニク醤油などが置いてあるし、豚と魚の追いスープまで置いてある。しかも、麺は2種類あるようで、茹で時間も合わせてより自分好みの味を追求できるだろう。ただ、個人的は生ニンニクを絞り機で投入できたら嬉しいなと思うが、そこはきっとプロの意図があってのことなのだろう。
ちなみに、子ども連れはキャンディーをもらえるようだ。こういうささやかな「お土産」が良い。開店前30分前に息子と一緒に並んで待ったご褒美ということにもしておこう。
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