大晦日 2018
政治家がテレビで討論をしているのを見ると、結局何を言いたいのかが分からないことが多い。例えば、
「朝ご飯は食べましたか」
「ご飯は食べませんでした(パンは食べたけど言いたくないんだよな)。」
それで国民が「そだねー」「#Me Too」とか言って納得すると思っているのだろうか。こんな「ご飯論法」ばかり繰り返しているから、国民の政治不信や怒りが災害級の暑さになってしまうのだ。「ボーっと生きてんじゃねーよ」と。スーパーボランティアの気持ちで取り組んで欲しいのだ。子どもが真剣な議論を見て、政治家はかっこいい、あのおっさんラブと言わせるような存在でなければならない。
今年は、サッカーワールカップがあり、大方の予想を裏切って日本がまさかの本戦トーナメント出場を果たした。やっぱり(大迫)半端ないってと叫んだファンも多かったことだろう。一方で、日大タックル問題や奈良判定など公正なスポーツに水をさすような出来事もあった。また、eスポーツはポーツなのか?という議論も噴出している。2年後の2020年は東京オリンピック・パラリンピックも控えている。スポーツ理念の醸成と運営上の安全性などが求められている。
ところで、年末になると、その年に流行った音楽や一発芸を目にすることが多い。一時的な人気かもしれないが、それにしてもこの曲は今年のレコード大賞に十分該当するでないかと思う。Da Pumpの『U.S.A.』だ。インパクトのある振り付けとメロディーはもちろんのこと、ISSAが10年以上の苦境を乗り越えて再ブレークしたことも共感を呼んだのではないだろうか。踊りながらあの声量と正確な音程は、腐らずにずっと努力していた証だからだ。いつ訪れるか、もしかしたら二度と日の目を見ないかもしれないのだから、本当に心からリスペクト出来るアーティストだ。
”The dog that trots about finds bone”.(歩き回る犬は骨を見つける)。(2018年1月1日 「謹賀新年2018」)今年は、何本の骨を見つけることが出来ただろうか。「骨折り損のくたびれ儲け」になってしまったような気持ちが強くなっても、いずれそこに血肉がつき、知肉となると信じ、そして、支えてくれた家族や仲間に感謝しながら新年を迎えようと思う。1年間、ありがとうございました。それでは、よいお年を!
※参考文献
ユーキャン、「新語・流行語大賞」
Tom, (2018 1 1) Seize your Sky「謹賀新年2018」
Recent Posts
See Allあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 「『ウサギはさびしいと死ぬ」という言葉からも分かる。しかし、これは一種の都市伝説のようなものであり、実際に寂しさだけで死ぬことはない。むしろ、コミュニケーションが取れないことによる精神的な苦痛が活動意欲や食欲の低下を招くことが結果的に死因になるという。(中略)友人は一生の宝物。今年は、例年以上に多くの仲間に囲まれながら、『うさぎの上り
今年の元旦の記事「謹賀新年 2022」では、”The Tiger who Came to Eat”(『おちゃをのみにきたとら』)を紹介した。物語の概要は、虎が突然ある一家に押し入り、食料を食べ尽くした挙句に立ち去るが、それでも家族の幸せは続くというものだ。それにしても虎の所業は図々しいにも程があるが、結局は子どもの読む空想の世界だと思っていた。 現実は虎の非礼をはるかに超えている。国際法を無視し、