「男子、一生の仕事が、そんなに簡単に出来ると思っているのか 馬鹿!」
職場でどうしても自分では解決が難しいことがあった。私はたいていの場合、周囲に相談することが多い。というのは、教育とは学校が一丸となったチームプレーであると考えるし、自分の出来る範囲や長所も異なるからだ。だから、困ったときにはすぐに管理職にも相談するようにしている。経緯は省略するが、私が最近、窮地に陥ったときに管理職から頂いた標語が今回のタイトルである。
正規社員として雇用されているからには、ある程度の責任や負担がのしかかる。難しい人間関係の中で結果を出さなけらばいけないわけで、仕事はそんなに簡単なもではない。小生はどうも完璧主義のところがあるようで、ついいろいろと考え込んでしまうことが多いのが、最初から物事はうまくいかないと思っていれば、気分がだいぶ楽になるといものだ。自分はある程度、完成度の高い仕事が出来るという無駄なプライドにこそ「馬鹿!」といってやらなけらばならない。
私の上司のは、本当に良い意味で楽観的なのだ。どうせうまくはいかないだから、困ったときには最善の方法を探れば良いという。どうやってその壁を乗り越えていくかを考え、行動する。そして、覚悟を決める。困難や修羅場を通して徐々に人間は成長出来るとおっしゃった姿は、さすが年長者という貫禄や凄みを感じた。
ちなみに、この標語はとある喫茶店に貼ってあったものだという。喫茶店のマスターだって、仕事となれば身を削る思いなのだろうと回想していた。そしてそれを職場(学校)に持って帰って廊下に掲示したところ、「男子」の部分がまずいということで撤去されてしまったらしい。一理あるし、やはりこんな世知辛い現代社会であるからこそ、活きてくる言葉なのかもしれない。
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