教員採用試験論文対策 総論
- Tom
- May 8, 2016
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教員採用試験の論文試験対策で苦労している方も多いであろう。そこで、私の知識と経験から教員採用試験の論文対策の概要を述べようと思う。各自治体によるが大まかに勉強法は決まっていると言える。そのポイントは、①4分野の論文を用意する、②型を活用する、③学習指導要領等を踏まえる、の3つである。
まず、「4分野の論文を用意する」というのは、基本となる4つの教育命題に対してあらかじめ合格論文を作成しておき、本番ではそれを清書するということである。その分野とは、(1)確かな学力(学習指導論)(2)豊かな心(生活指導論)(3)信頼される教師(教師論)(4)職業観・勤労観(進路指導論)、の4つである。余裕があれば他に、地域との連携や危機管理等について作成しておくと良いだろう。
「型を活用する」というのは、過去問の文字数や時間配分等を分析し、文章の型を用意しておく。本番は、課題に応じて文章を当てはめていく作業をするのだ。例えば、「確かな学力」という問題に対して、1500字程度であれば、最後の参考文のような型を作っておきけば良い。すなわち、定義→問題点(経験等含む)→2つの解決策→具体的2つの方策→決意文、の流れになる。
最後に、説得力があり、斬新で熱意ある論文作成には、その課題に対する見識と、その具体的な方策をどれだけ厳選できるかである。その答えは、文部科学省の学習指導要領や答申、そして自分の人生そのものであ。
「Archives」に模範解答例を掲載しておくので、ぜひ参考にして欲しい。
※参考文献
裏C、(2011)、GHF’03 「誰かが一言」
◎2023年6月11日一部内容改訂)








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