Tom
- Mar 10
戦争反対(ロシアのウクライナ侵攻)
ロシアのウクライナ侵攻は絶対に許されない蛮行だ。もちろん私たちは新米欧諸国の枠組みの中でメディアコントロールされているので、他方にも主張があるかもしれない。しかし、戦争という暴挙が多くの命を奪い、幸せな日常が失われている事実は変わらない。特に、ロシアの戦術は非人道的で絶対に...
Tom
- Mar 6
「なんとかする」子どもの貧困〜できることを少しずつ〜
タイトルの「なんとかする」には、筆者の貧困問題に対して「1ミリでも進め」ようとする意気込みが込められている。貧困という実態を把握し、たとえある実践の行動が最適解ではなくてもその行動を尊敬しようとする姿勢がある。第一章で子どもの貧困問題の概論や理論面が説明され、それ以降は個人...
Tom
- Jan 10
『街場の平成論』〜私の平成論〜
自分が過ごした時代区分である「平成」というものがどのように理論的に総括できるのか。それが本書を手に取った理由である。内田樹編者にしたアンソロジーで、政治、文化、自然科学、宗教、哲学など広い分野で平成が論じられている。令和の時代を展望するにあたって、平成がその前後と何が異なる...

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- Aug 1, 2021
新型コロナウイルスとAIの論点整理 2021
「WHOといった世界的機関から個人レベルまで問題意識の共有と、持続可能な施策と実行力が求められているのである。」(『新型コロナウイルスの理論整理 2020』)自分の文書を読み直して愕然としてしまった。結語の内容は、ほとんど解決されていないどころか、問題は一層深刻化しているか...
Tom
- Apr 25, 2021
3度目の緊急事態宣言に思うこと
早稲田大学の総長である、田中愛治は2020年度の入学式辞(実際には9月にオンライン)で「未知の問題に対する解決策を自分の頭で考える力」を「たくましい知性」、「国籍・人種・言語・宗教・文化・信条・障がい・性別・性的指向などが自分と異なる人を受け入れ、理解し、敬意を表すことがで...
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- Feb 19, 2021
『モラルの起源 ー実験社会学からの問い』〜規則遵守とは?〜
担任の先生が4月の学級目標や委員会等を決める一連のホームルームを学級開きという。そこで私が必ず触れるのが規則遵守の話だ。校則の意味や学級内での責任について理解させることが目的だ。今日、紹介する新書『モラルの起源』は、規則遵守の意味やモラルの重要性を科学的に推論する文献で、教...
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- Dec 11, 2020
「zero コロナ」〜緊急事態宣言再発令の提言〜
どこかへ旅行に行くとして、何も食べることのないプランを計画すると、相当味気ないものになるだろう。もちろん個々の例外や事情はあるが、いずれにしても新型コロナウイル感染予防の観点からすれば、旅行に行くことや外食を勧めることが感染拡大に影響を与えることは素人でも想像できる。政府の...

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- Aug 16, 2020
新型コロナウイルスの論点整理 2020
世界が新型コロナウイルスで大混乱している。日本でも毎日のように感染状況やその対策が議論されており、ウィズコロナやソーシャルディスタンスといった横文字が並んでいる。私たちはこの状況をどのように捉えていくことが出来るか。今年も学研の小論文研究会講師である大堀精一氏の提言するよう...
Tom
- Jun 2, 2020
『差別の現在』
~高度なロジックにある繊細な他者への想像力~
日本の右翼の一部は、非常に排他・差別的で読むに耐えない言説、目を覆いたくなるようなヘイトスピーチを繰り返す。「ヤフコメは廃止すべき」で書いたように、ネット右翼は同調することでしか繋がりを確認できず、主張に妥当性もないまま最終的には感情論で終わってしまう実態を紹介した。もちろ...
Tom
- Apr 9, 2020
新型コロナウイルス
〜緊急事態宣言を受けて〜
この記事は一部を書き始めたところで間に合わずに、数日遅れの公開になってしまった。新型コロナイウイルスに関わる緊急事態宣言である。記事の本線にしていたのは、早く宣言を出してもらわないと手遅れになってしまうとう内容であった。事態は日々悪化の一途を辿り、これからの状況に危機感を抱...