Tom
May 8, 2021
『天気の子』(考察編)
非常に奥が深く、見れば見るほど味の出てくる『天気の子』。今回は、小説版『天気の子』を参考にしながら、重要な場面や監督の意図などを考察してみた。というのは、あとがきで新海誠監督は、「映画版と小説版の違いについて言えば、両者は基本的に同じものである」(小説版p.297)としてい...
Tom
May 4, 2021
『生命と記憶のパラドクス』-福岡ハカセ、66の小さな発見-〜教養エッセイ集の見本〜
本書は66のエッセイ集から成り立っているが、理系分野の難解な用語はない。そもそもこれらは『文藝春秋』の連載記事を再編集したものだ。一般読者を想定して書かれているから、3ページ程度のエッセイはさらっと読める。 著者は福岡伸一氏で分子生物学者を専門としている青山学院大学教授だ。...