top of page
  • Tom

DMM英会話「世界の英語教育セミナー」 〜最先端は熱かった!〜


 DMM英会話の本部で「世界の英語教育セミナー」というものに参加してきた。教育関係者を招いての実験的なプロジェクトだったようだが、佐野市からいらっしゃった先生など熱心な方が大勢いた。

 講演者は嶋津幸樹というELT Teacher Awardを受賞された教育のプロ中のプロだ。IELTに造詣が深く、海外で映像を用いた授業方法の研究をした、講演の趣旨は、日本のこれからの授業はコミュニカティヴアプローチであるべできで、日本の従来の方法を変えていき、meaningful interaction、すなわち、何かの意味を持って英語で議論するべきだと述べていた。英語の使用法ではなく内容であるということだ。

 日本の英語教育では、アクティヴラーニングがもてはやされている。それ自体は間違ってはいない。日本人教師の説明を日本語で聞いて英語が使えるようになることの方が不思議だ。島津氏は、特に「日本にはコミュニカティヴメソッドに関する資源が少ない」と言っていたがその通りだだろう。巷の文献は理論的な内容が多く、どう実践されるべきか語られているものは少ない。

 私が発言させてもらったのは「こういう機会に教材や経験などを共有したい」ということ。全体的に上層向けに話ではあったが、それにしても、こういう場に出席する関係者はとにかく、熱い!

参考文献


20 views

Recent Posts

See All

『マンガでわかる!小論文 頻出テーマ編』〜大堀精一先生の新書でテーマを徹底理解〜

大堀精一は、「学研・進学情報」を監修し、小論文入試問題分析プロジェクトチーム編集長も兼任している、まさに小論文のスペシャリストである。『小論文 書き方と考え方』の著者で、私がこの分野で最も尊敬している方である。その方の新書が発売されたので、早速購入して読んでみた。 マンガではあるものの扱っているものは大学入試小論文の頻出テーマに絞った良書である。扱われているのは、「格差社会」「人口減少」「社会保障

第10回 夏の教育セミナー 2023〜生成AI時代の教育とは〜

夏の教育セミナーは新型コロナウイルス感染防止の観点からオンラインが続いていたが、4年ぶりの会場実施となった。ただ、私は諸事情で会場に参加できず、目の前で感じられる講師の熱弁や分科会の模擬授業を体験する機会などを得られなかった。ただ、オンラインでも東京及び大阪での実施を録画再生してもらえるハイブリッド形式であったのは有り難かった。 基調講演のタイトルは「教育改革の最新の動きを知る」だが、現行の共通テ

第9回 夏の教育セミナー 2022〜高大接続改革の脆弱性〜

第9回夏の教育セミナー(日本教育新聞・株式会社ナガセ主催)が今年もオンラインで行われた。例年以上に講座が豊富で、収穫が多く勉強になった。今年の目玉は、高等学校の新学習指導要領の施行に伴い、令和7年度の共通テストの内容とそれを考慮した授業改善だろう。特に、指導と評価の一体化の理論と実践には多くに関心が集まっていたようだ。また、カリキュラム・マネジメントや指導方法の改善による学校改革まで盛り込まれてい

Featured Posts

Categories

Archives
bottom of page