top of page

疲れ切った土曜日

  • Writer: Tom
    Tom
  • Oct 23, 2020
  • 2 min read

 新型コロナウイルスの感染者が毎日のように報道される。毎日繰り返される感染者数にうんざりしている読者も多いことだと思う。それは、教育現場でも同様で無駄に学習時間だけが増え、生徒も教職員も心身ともに疲れ切っている。

 新型コロナ対策で休校期間で授業が出来なかった部分を土曜授業で補おうとする。しかし、平日ではこれ以上授業時間は確保できないから、土曜日に授業が割り当てられる。休校期間には動画配信や遠隔授業などで一定の学習指導がなされていることはあまり考慮されていない。年間の授業日数を確保するため、言い換えれば、数字上の辻褄を合わせるために土日や長期休暇も登校させられている。

 学校での学習時間を確保すれば学力が伸びるという発想が安易なのだ。「教える」ということは対面である必要はない。例えば、動画配信で基本的な部分を提示し、それ以外の応用・発展の部分は家庭で演習・実践ということも十分に可能だ。休校期間の学習が十分に認められず、週末に部活も重なれば気分も負担も重くならないほうが不思議だ。

 政府は年末年始の休業を1月11日まで延長することを要請し、初詣や帰省の日を分散させるという。医学的に見れば妥当な判断だろう。しかし、子どもがいない年末年始を過ごすことになりそうだ。この矛盾はどう解決していくのだろうか。今日は土曜日。それでもやるからには授業はしっかりやりたい。



※参考文献

読売新聞、「年末年始休暇、政府が1月11日まで延長要請へ…初詣・帰省の人出を分散」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20201023-OYT1T50233/)

 
 
 

Recent Posts

See All
『うつ病九段 ー プロ棋士が将棋を失くした一年間 ー』〜うつ病の偏見とも戦う〜

将棋の世界では、年間で4人しか棋士が誕生しない。そして、A級からC級(厳密にはC2組)までランク順に分かれていて、A級に在籍するのはトップ棋士の証である。そして、棋界でA級に辿り着くのは天才の中の天才だけだ。そんなA級に在籍した経験のある棋士、先崎学九段が本書の著者である。ちなみに九段も将棋界の最高段位であり、これもまた選ばれし者の偉業である。 『うつ病九段』はそんな棋士が患ったうつ病の闘病手記で

 
 
 
『国際共通語としての英語』〜現代の「英語」学習とは〜

「英語が流暢だ」といった場合の「英語」に関して、それが現代社会でどんなものかと尋ねても愚問であるように見える。しかし、その「英語」はグローバル社会で大きな質的変容がある。そして、それに伴う学習者及び指導者等が知っておくべき新しい知見もあるのだ。これを提示してくれるのが本書の鳥飼玖美子氏である。  本書の提言は非常に明確で、一つは「使える英語」・「使えない英語」といった英語学習において顕著になりやす

 
 
 
『AIの衝撃 ー人工知能は人類の敵かー』〜熾烈なAI研究の先にあるもの〜

第三次AIブームの中でChatGTPが登場し、レストランで配給ロボットが運用されている様子をみるとAIとの共存の在り方はますます身近な問題に感じてくる。もともとAIに対するネガティブな見方として、人間はAIに雇用を奪われるのではないかという不安感、またはSFのように人類が滅亡の危機に晒されるのではないかという危機感がAI論のスタートである。そういう意味で本書のサブタイトルは刺激的であった。  著者

 
 
 

Comments


Featured Posts

Categories

Archives

© 2016- Seize your Sky All Rights Reserved.

bottom of page