top of page
  • Tom

疲れ切った土曜日

 新型コロナウイルスの感染者が毎日のように報道される。毎日繰り返される感染者数にうんざりしている読者も多いことだと思う。それは、教育現場でも同様で無駄に学習時間だけが増え、生徒も教職員も心身ともに疲れ切っている。

 新型コロナ対策で休校期間で授業が出来なかった部分を土曜授業で補おうとする。しかし、平日ではこれ以上授業時間は確保できないから、土曜日に授業が割り当てられる。休校期間には動画配信や遠隔授業などで一定の学習指導がなされていることはあまり考慮されていない。年間の授業日数を確保するため、言い換えれば、数字上の辻褄を合わせるために土日や長期休暇も登校させられている。

 学校での学習時間を確保すれば学力が伸びるという発想が安易なのだ。「教える」ということは対面である必要はない。例えば、動画配信で基本的な部分を提示し、それ以外の応用・発展の部分は家庭で演習・実践ということも十分に可能だ。休校期間の学習が十分に認められず、週末に部活も重なれば気分も負担も重くならないほうが不思議だ。

 政府は年末年始の休業を1月11日まで延長することを要請し、初詣や帰省の日を分散させるという。医学的に見れば妥当な判断だろう。しかし、子どもがいない年末年始を過ごすことになりそうだ。この矛盾はどう解決していくのだろうか。今日は土曜日。それでもやるからには授業はしっかりやりたい。



※参考文献

読売新聞、「年末年始休暇、政府が1月11日まで延長要請へ…初詣・帰省の人出を分散」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20201023-OYT1T50233/)

12 views

Recent Posts

See All

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 「『ウサギはさびしいと死ぬ」という言葉からも分かる。しかし、これは一種の都市伝説のようなものであり、実際に寂しさだけで死ぬことはない。むしろ、コミュニケーションが取れないことによる精神的な苦痛が活動意欲や食欲の低下を招くことが結果的に死因になるという。(中略)友人は一生の宝物。今年は、例年以上に多くの仲間に囲まれながら、『うさぎの上り

今年の元旦の記事「謹賀新年 2022」では、”The Tiger who Came to Eat”(『おちゃをのみにきたとら』)を紹介した。物語の概要は、虎が突然ある一家に押し入り、食料を食べ尽くした挙句に立ち去るが、それでも家族の幸せは続くというものだ。それにしても虎の所業は図々しいにも程があるが、結局は子どもの読む空想の世界だと思っていた。 現実は虎の非礼をはるかに超えている。国際法を無視し、

Featured Posts

Categories

Archives
bottom of page