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現場から変える!英語教育と日本


 文部科学省が進める大学入試改革によって、センター試験の廃止にと、その代替案に関する議論が活発になされている。その背景には、激動する国際競争社会とそれに伴う私たちの生き方や価値観の変化が大きく、特にその背景には、”VUCA” WORLD(volatility, uncertainty, complexity, ambiguity)と、2045年と予想される機械が人間を超える「シンギュラリティー」(第4次産業革命)が関係しているように思える。

 将来を担う子どもの育成に関して、概念や方法論等が変化してきている。例えば、「学寮の三要素」では、(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力、(3)主体性・多様性・協働性、学びに向かう力、人間性など、の3つであると提示されている。つまり、こうした背景や理論が高大接続の現場でどのように融合させていくかが大きな課題である。ただし、1つ言えることは、今の英語教育は単純化すれば2技能[読む・聴く]しか測定されていない。英語力を測る試験としての妥当性は低い。4技能を測定する試験に変更すべきだ。

 そこでポイントとなるのは、安河内哲也氏の言うように、共通テストの得点を受け取る、および推薦や個別学力試験を行う大学側の意識改革だ。つまり、試験作成者がいつまでも英語和訳問題や文法問題ばかり出題していては、状況が変わりにくい。これは高校側でも同じであって、学習指導要領と現場の指導に乖離がある限り、必ず歪みが生じるのである。現場から大きく変えていけるのだ。

 安河内氏の講演会の最後のあいさつは、非常に感動的であった。

「これからの日本を良くするのは、政治家でも官僚でもない。英語を教えている私たち教師なのです」

※参考文献

鈴木寛他、(2017.8.3) 第4回夏の教育セミナー資料「高大接続について」

安河内哲也、(2017.8.3) 第4回夏の教育セミナー資料「4技能試験へと移行する世界の英語テスト ~英語教育のグローバル化に備えるために」

船橋力、(2017.8.3) 第4回夏の教育セミナー資料「官民協働海外留学支援制度 トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】の概要について」


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