Tom
- May 2
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』〜英語学習は不滅だ〜
AIが人間の力を借りることなくその能力を超越する技術的特異点[シンギュラリティー]に到達するのが2045年であると言われている。その未来予測は世界中で大反響を呼び、AIによる人類の恩恵と損害など様々が議論がなされている。AIとは何かを正しく理解するには、まずは本書がお勧めだ...
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- Apr 25
『なぜ「おしえない授業」が学力を伸ばすのか』〜高次の指導指南書〜
初任校ではノートパソコンを活用した最新の講義型の授業をしていた(つもりだった)。当時は英文解釈が中心の予備校風の授業で、生徒に寝られたら見た目が悪いと必死だったが、結局テスト一週間前に演習させるのが最も力がつくなと感じていた。実はその秘密が「生徒の能動的な学習」だったのだろ...
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- Dec 9, 2021
『マイウェイ総合英語』刊行記念 三省堂主催セミナー〜授業改善のヒントに〜
大学入試改革の中、英語科指導の中で最も大きく変化したのが共通テストの問題、特にリスニングの配点がリーディングと同じになったことだ。これは新学習指導要領が4技能重視のアクティヴラーニングを推進する以上のインパクトがある。結局、生徒の学習のモチベーションや教師側の求められる実績...
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- Dec 2, 2021
第8回 夏の教育セミナー 2021〜新しい英語指導方にむけて〜
夏の教育セミナーは今年もコロナ感染拡大感染防止対策としてオンライン開催となった。これなら夏休みの自分の都合のつく時間にどこからでも参加できるので受講しやすい。 毎回、冒頭には文部科学省の関係者による指導要領や大学入試関連の講演があるが、毎度歯切れが悪い。もちろん文部科学省が...
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- Oct 17, 2021
同じ方向を向いた英語教育を
新学習指導要領は、小学校が2020年度、中学校は2021年度、高等学校は2022年度で順次実施されていく。その要点は、児童・生徒の「生きる力」を高めるために、主体的・対話的な学び(アクティブラーニングと同義)で学び方も身に付け、カリキュラムマネジメントを充実させることで、学...
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- Sep 1, 2021
教員免許更新制は今すぐ廃止すべき
いずれこの話はしたいと思っていたが、7月10日付けの毎日新聞でスクープとなった。教員免許更新制の廃止である。「今夏にも廃止案を中央教育審議会に示し、来年の通常国会で廃止に必要な法改正を目指す」という。当然だ。ほぼメリットが見当たらない。萩生田文部科学大臣は13日の会見で、ま...
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- Mar 14, 2021
衝撃!英検が採点にAI導入を発表(後編)
AIの飛躍的な発展によって、私たちの生活が大きく変わろうとしている。現在の技術革新と社会動向をみれば、日本英語検定協会が採点にAIを併用導入することは必然的だった。はたしてこの精度が飛躍的に伸びたら、人間の採点、例えば面接委員は不要になってしまうのだろうか。その場合、私たち...
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- Sep 1, 2020
夏の教育セミナー 2020
〜L・Rは日々の積み重ね〜
今年の夏の教育セミナーは、新型コロナウイルス感染防止の観点からオンラインで視聴するという形になった。実施会場まで足を運ばなくて済んだももの、多忙からすべての内容を視聴することが難しかった。ただ、言うまでもなく例外なのは受験生や保護者、そして指導する教職員、教育関係者も同様で...
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- Apr 19, 2020
『知の体力』
〜高等学校の学びの本質〜
大学の卒業論文には苦い思い出がある。大学受験までの思考、つまり授業の課題には常に答えがあるという固定概念のせいで、答えのない問題に自分なりの意見を見つけることがあまりなかった。一応卒論ではある程度の結論には達したが、参考書の引用や見解をなぞる部分も多くなってしまった。指導教...