AO入試等の利点を生かす制度確立へ
本来のAO入試は、生徒の興味・関心や得意・長所等を鑑みて、学校のアドミッション・ポリシー等に十分適合しているかを判断することであった。しかし、慶應大学が始めた当初の思惑は、追随したや大学の私的な理由のために薄れていった。いわゆる大学の「青田買い」である。生徒も早く次の進学先...
Tom
Oct 1, 2018
教育の原点は社会貢献
早稲田大学には正門がない。大隈講堂の前が正門にあたるのだが、講堂を背にして左手奥に守衛室はあっても門がないのだ。これは、大学の幅広い学生を受け入れる姿勢を示していると聞いたことがある。早稲田大学は中長期的にはアジア重視を打ち出して、国際的に貢献できる人材の輩出を目指している...
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Sep 22, 2018
『全解説 英語革命 2020』 〜理想と現実の狭間から〜
「私、英語、しゃべれません。」そんなエクスキューズ(謙遜?)はらいらない。想像してほしい。音楽教室の先生が音符の読み方や音楽の歴史ばかり説明して、実際にはピアノが全く弾けなかったとしたら、それはおかしくないだろうか。だから、学校の英語教育の現場で英文法や長文の構文解析ばかり...
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Sep 2, 2018
『教育改革の幻想』 〜教育政策の光と陰〜
学習内容を全国規模で規定するのが学習指導要領だ。過去には2002年、「詰め込み教育」から「ゆとり教育」に舵を切った時の衝撃は非常に大きかった。国としての展望が提示されるわけだから、改定されるにあたっては、その一語一句を巡って官僚や知識人が深い議論がなされていた。はずであった...
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Jul 5, 2018
『子どもと学校』 〜二項対立を超えて〜
教育は議論しやすい。自分自身が通ってきた道であるし、親になれば学校との関係が出てくる。だから、目の前の事象ー例えば、生徒の問題行動などーに対して、白か黒かといった二極的な視点に陥りやすい。生徒の問題行動が善悪の基準でのみ図られると本来の教育が成立しないこともありえる。...
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Jun 17, 2018
大学入試の「過去問」問題
私が大学受験をした時なので、だいぶ昔の話ではあるが、某大学の文学部を滑り止めで受験したときに、かつて解いたことのある英文が出た。おそらく予備校のテキストかどこかで勉強したのだろう。テキストや参考書は過去問を活用することが多いため。だから今思えば過去問の再利用だった可能性が高...
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Feb 22, 2018
実利を超えた「実利」へ
大学を卒業してすぐにオーストラリアに留学した。TAFEという教育機関で大学と専門学校の中間的な高等教育機関であると言われている。ADSLが導入されてインターネットに常時接続可能になった時代だ。だから、今となってはその当時の「最新」知識は「最古」である。しかし、だからといって...
Tom
Jan 21, 2018
『できる人の教え方』 〜5者たれ!満足度×伸び率!〜
大学院時代は手元に持ち歩いていた「愛読書」だ。2ページ目にある切り取りできる教え方のシンプル項目は、コピーしてからデスクマットに挟んで使用した。英検主催の講演会では、サインをもらって激励の言葉をもらったのを覚えている。 この本が優れているのは、学者などが教育学的に示す理論的...
Tom
Sep 16, 2017
現場から変える!英語教育と日本
文部科学省が進める大学入試改革によって、センター試験の廃止にと、その代替案に関する議論が活発になされている。その背景には、激動する国際競争社会とそれに伴う私たちの生き方や価値観の変化が大きく、特にその背景には、”VUCA” WORLD(volatility,...
Tom
Aug 4, 2017







