Tom
- 2 days ago
『”他人”に振り回われない心の作り方』〜「信念」を書き換える〜
「あなたはこんなことで困っていませんか?『いつも他人の顔色を気にしてビクビクしている。』『相手が少しでも不機嫌増だと自分のせいだと考えてしまう。』「なぜかあの人といると振り回されて、イライラする」(表紙より)一度は似たような経験もあるだろうし、深刻に悩んでしまうこともあるだ...

Tom
- Nov 20, 2021
『ほしのこえ』(考察編)
本稿は、映画版『ほしのこえ』に関して、ノベライズ版をヒントに以下、本編の考察していく。 新海誠本人が小説を書いているわけではないが、執筆者は、劇中の数秒の描写も細かく書いているので、本編の短い描写の意味がより味わえる。また一方で、新設定を加えることの功罪も分かっていながら執...

Tom
- May 8, 2021
『天気の子』(考察編)
非常に奥が深く、見れば見るほど味の出てくる『天気の子』。今回は、小説版『天気の子』を参考にしながら、重要な場面や監督の意図などを考察してみた。というのは、あとがきで新海誠監督は、「映画版と小説版の違いについて言えば、両者は基本的に同じものである」(小説版p.297)としてい...

Tom
- Apr 3, 2021
『天気の子』(感想編)〜愛と世界、選択の物語〜
英語の時間に「My favorite movie or book」というテーマでスピーチ(プレゼンテーション)させた。その中で、映画『天気の子』(Wethering with you)の紹介があり、設定されている場面のほぼすべてに土地勘があったことが視聴するきっかけだった。...
Tom
- Apr 2, 2021
『決定版 上司の心得』・『リーダーが身につけたい25のこと』〜自分・チームそして組織の未来へ〜
人の上に立つのは難しい。個人的には今まで生徒会やサークル活動でリーダーシップを取ってきた経験はあるものの、職場となるとまた大きく違う。ましてや年齢的にも中堅になれば一定の責任や効率が求められる。そんな苦悶の中で組織運営に関する哲学と実戦的ノウハウに関する2冊に出会った。...
Tom
- Feb 23, 2021
『老人と海』(福田恆在訳版)〜ロストジェネレーションの希望と勇気〜
読み出したら止まらない。ストーリーは老人が海に漁に出かけ奮闘しするという単純なものであり、それを老人の内面と客観的な事実のみで書かれる、いわゆる「ハードボイルド」の手法で描かれてる。余計な伏線を省いて淡々と、しかし臨場感が洗練された言葉はアメリカ文学の金字塔であり、読者はノ...
Tom
- Oct 5, 2020
アドラー心理学4部作
『嫌われる勇気』・『幸せになる勇気』
『アドラー 人生の意味の心理学』
『子どもを勇気づける教師になろう』
<実践編>
実践するにはかなり難しい。それが率直な感想である。 アドラー心理学では、「早期回想」を行い、子どもの記憶から現在の「ライフスタイル」(その人の言動を決定する軸のようなもの)を探ることがある。ここで、ぜひ自身の最も古い記憶を思い浮かべて欲しい。実は数ある出来事の中からそれを記...
Tom
- Mar 14, 2020
『小論文これだけ!』
〜小論文対策の「古典」〜
小論文対策と言っても、慣れていなければどうやって対策を立てていけば良いのかピンとこないであろう。教員としては、「作文」と「小論文」の違いから入っていくのが基本である。本書は、その原則通りに「小論文」の定義を明確にしてから、書き方のパターンを提示している。初心者にもしっかりと...
Tom
- Mar 1, 2020
『上昇思考』
—幸せを感じるために大切なことー
〜感謝と夢を持つ〜
長友佑都は言わずと知れたサッカー日本代表のサイドバックである。大学時代は応援スタンドから太鼓を叩いていたにもかかわらず、インテルというビッグクラブで活躍した選手だ。幸せは自分のこころが決めるといった類の言葉はありふれているが、一流の選手が実体験から語る言葉は貴重だ。...